内容説明
朝鮮庶民の見た秀吉の朝鮮出兵…日本人の認識の欠落を埋める歴史古典。待望の続編、翻訳完成!朝鮮民族の心の基層をなす、李朝時代の民衆説話・伝承の集大成。貴族や僧の世態・風俗、庶民や最下層の人々の人情の機微、伝説の妓生…。
目次
巻の1 人倫篇(孝烈;忠義 ほか)
巻の2 宗教篇(仙道;僧侶 ほか)
巻の3 学芸篇(文芸;識鑑 ほか)
巻の4 社会篇(科挙;求官 ほか)
巻の5 万物篇(天地;草木 ほか)
著者等紹介
柳夢寅[ユモンイン]
1559~1623年。朝鮮・李朝中期の名臣。豊臣秀吉による「文禄・慶長の役」で、家族を殺害されている。陰謀渦巻く宮廷の中で生き、1620~22年ころ、「於于野譚」を編纂した。1623年、政争によって謀反を企てたかどによって、息子とともに処刑された
梅山秀幸[ウメヤマヒデユキ]
1950年生まれ。京都大学大学院博士後期課程修了。桃山学院大学国際教養学部教授。専攻:日本文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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