“後期”ハイデガー入門講義

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“後期”ハイデガー入門講義

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  • サイズ B6判/ページ数 400p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861827396
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C0010

内容説明

本書は、『存在と時間』での「現存在」を中心とした実存主義的な議論とは異なった装いの下に展開されていく、三〇年代以降のハイデガー哲学のエッセンスを、二つの重要著作を読むことによって学んでいく。前半『形而上学入門』を読むことで、ハイデガーが対決し、克服しようとしたプラトン以降の西欧的形而上学とはどのようなものであり、そのオルターナティブをどこに求めようとしたか、その基本戦略を明らかにする。後半『「ヒューマニズム」について』を読むことで、ハイデガーがどのようにして実存主義的な「人間」理解と距離を取り、存在と人間の関係をどのように再定式化しようとしていたか確認し、それがフランスの現代思想にどのような影響を与えたかを考える。アーレント、フランス現代思想からマルクス・ガブリエルまで、今なおポストモダン・現代哲学の震源である、『存在と時間』以降の転回をへた“後期”を徹底講義する初の入門書。

目次

はじめに ハイデガーは何故重要なのか?―「形而上学」と「存在」への問い
第1回 「存在」に関する問いを、哲学者が問うことは、歴史的必然性である―『形而上学入門』「序」、「1‐形而上学の根本の問い」
第2回 sein動詞の複数の語源と、そこに見出される「存在」経験について―『形而上学入門』「2‐『ある』という語の文法と語源学とによせて」、「3‐存在の本質についての問い」
第3回 存在と思考をめぐって―『形而上学入門』「4‐存在の限定」
第4回 存在と思考をめぐって:続き―『形而上学入門』「4‐存在の限定」:続き
第5回 人間の「実存」とは?―『「ヒューマニズム」について』(1)
第6回 “人間”らしさとは?―『「ヒューマニズム」について』(2)
第7回 「存在の番人」としての人間の本質―『「ヒューマニズム」について』(3)
あとがき 教養とは?―集合“痴”の狂乱に抗して

著者等紹介

仲正昌樹[ナカマサマサキ]
1963年広島生まれ。東京大学総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了(学術博士)。現在、金沢大学法学類教授。専門は、法哲学、政治思想史、ドイツ文学。古典を最も分かりやすく読み解くことで定評がある。また、近年は、『Pure Nation』(あごうさとし構成・演出)でドラマトゥルクを担当し自ら役者を演じるなど、現代思想の芸術への応用の試みにも関わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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代理

3
従来の西洋思想を支配してきた存在論とは別の存在を探求しようとする困難がひしひしと伝わる。言葉に成る前の「存在」と言葉になってからの「存在」の使い分けが混乱する。ハイデガーは「存在」とは何か、という一義的で実体的な答えは拒否して、ただひたすら「存在」からの呼びかけを見守るスタイル。ハイデガーがわからないのは、「わかる」というゴールをそもそもハッキリとは目指していないからだと思った。彼の『畝』作りに乗っかれるかどうかで評価が割れそう。良い意味で難しかった。ギリシア語勉強しよ2019/05/19

はむ

1
後書きで急に著者の思想がぐわっと押し出されてワロタ。それ繋がりだが、著者のTwitterアカウントの呟きは閲覧非推奨(個人的にね)2024/07/18

くれは

1
ハイデガーの哲学の結論はどうやら“「人間らしさ」というのは「存在」にアクセスできる能力のことだ。それ以外は些末なことだ。”ということらしいが、「存在」というのがやっぱり捉えがたい。以下、いまのところの自分の理解をメモしておきたい。結論からいうと、ハイデガーのいう「人間らしさ」とは「創りたいと強く願う衝動」のことではないかと思う。2021/08/12

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