出版社内容情報
マルクス生誕200年記念決定版新訳。
資本主義の終焉と歴史の未来〉を予言した古典新訳に加え、当時の雰囲気をいきいきと伝える「無署名」で書かれた初版ブルクハルト版(1848年)のドイツ語原文、宣言の成立にかかわる貴重な資料群を収録。
世界最新の研究動向を反映させた本文の翻訳に、さらに一言一言、丁寧な注解を付した。
マルクス研究の第一人者が、長年あたため、半生をかけた永垂不朽の翻訳。
新装版によせて――今こそ共産党宣言を読む意味―資本主義の終焉と歴史の未来を考えるために
はじめに
凡例
資料 『共産党宣言』――ドイツ語初版ブルクハルト版
第一編『共産党宣言』初版ブルクハルト版(1848年―23頁版)訳
第二編 解説編
第三編 『共産党宣言』序文
第四編 資料編 資料編解説
テオドール・デザミ『共同体のコード』〔抄訳〕(一八四三年版)/エティエンヌ・カベー『イカリーへの冒険』〔抄訳〕(一八四八年版)/ルイ・ブラン『労働の組織』〔抄訳〕(一八五〇年版)/フローラ・トリスタン『労働者連合』〔解説と抄訳〕(一八四四年版)/コンシデラン『社会主義の原理─一九世紀における民主主義宣言』〔解説と抄訳〕(一八四七年版)・『共産主義者の信仰告白』草稿(一八四七年)/エンゲルス『共産主義の原理』(一八四七年)・『共産主義者同盟規約』(一八四七年六月に起草された共産主義者同盟の規約)/イェートレック『プロレタリア階級と真の共産主義による彼らの解放について』(一八四七年)・共産主義者雑誌』 1 号(一八四七年)/「市民カベーの移民計画」(一八四七年)/ヴィクトル・テデスコ『プロレタリアのカテキズム』(一八四九年)
第五編 研究編
第一章 フランス社会主義と『共産党宣言』
第二章 『共産党宣言』とは何であったのか
第三章 『共産党宣言』とブリュッセル
第四章 『共産党宣言』の出版史
あとがき──初版『共産党宣言』の意義
・主要な版、翻訳の出版史年表
・『共産党宣言』初版成立史年表
・マルクス略伝
・人名索引
カール・マルクス[カールマルクス]
著・文・その他
的場昭弘[マトバアキヒロ]
著・文・その他/翻訳
内容説明
マルクス生誕200周年記念決定版新訳。“資本主義の終焉と歴史の未来”を予言した古典新訳に加え、当時の雰囲気をいきいきと伝える「無署名」で書かれた初版ブルクハルト版(1848年)のドイツ語原文、宣言の成立にかかわる貴重な資料群を収録。世界最新の研究動向を反映させた本文の翻訳に、さらに一言一言、丁寧な注解を付した。マルクス研究の第一人者が、長年あたため、半生をかけた永垂不朽の翻訳。
目次
資料 『共産党宣言』―ドイツ語初版ブルクハルト版
第1編 『共産党宣言』初版ブルクハルト版(1848年123頁版)訳
第2編 解説編(ブルジョワとプロレタリア;プロレタリアと共産主義者;社会主義と共産主義の文献 ほか)
第3編 『共産党宣言』序文
第4編 資料編(テオドール・デザミ『共同体のコード』(抄訳)(一八四三年版)
エティエンヌ・カベー『イカリーへの冒険』(抄訳)(一八四八年版)
ルイ・ブラン『労働の組織』(抄訳)(一八五〇年版) ほか)
第5編 研究編(フランス社会主義と『共産党宣言』;『共産党宣言』とは何であったのか;『共産党宣言』とブリュッセル ほか)
著者等紹介
マルクス,カール・ハインリヒ[マルクス,カールハインリヒ] [Marx,Karl Heinrich]
1818年5月5日‐1883年3月14日。現在のドイツ、トリーアの地において、ユダヤ教ラビの家系に生まれる。経済学者、哲学者、ジャーナリストにして、革命家。19世紀から20世紀において、最も影響力があった思想家の一人。21世紀の今日でもその思想の有効性が語られている。青年時代から哲学を専攻、ヘーゲルに傾倒した。しかし、ジャーナリズムの仕事をしながら次第にヘーゲルへの批判を先鋭化させ、そこから経済学批判へと向かう。1871年のパリ・コミューンが鎮圧されて以降、主著『資本論』(未完)の執筆に情熱を注ぎ、資本主義への最も根源的な批判理論を提起した
的場昭弘[マトバアキヒロ]
1952年宮崎県生まれ。マルクス学研究者。1984年、慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士。一橋大学社会科学古典資料センター助手、東京造形大学助教授を経て、神奈川大学教授。マルクス学の提唱者。マルクスの時代を再現し、マルクス理論の真の意味を問い続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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