“中露国境”交渉史―国境紛争はいかに決着したのか?

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  • サイズ B6判/ページ数 257p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861826191
  • NDC分類 319.220
  • Cコード C0031

出版社内容情報



井出啓二[イデケイジ]

内容説明

2004年、中国とロシアは国境問題を最終決着させ、国境河川の中州である黒瞎子島/大ウスリー島・タラバロフ島の半分などが中国に引き渡された。これは、中国が「係争地域」として長年圧力を加え続け、プーチンが最終的に譲歩を決断したものだった。中露の国境紛争は、さかのぼれば17世紀から存在し、たび重なる武力衝突をも引き起こしてきた。にもかかわらず、最後は“交渉”によって決着するという、きわめて珍しいケースとなった。その歴史的経験から、私たちはロシアと中国を相手にするうえで何を学べるか?ロシア・中国の日本大使館で公使を務めた現役外交官が、両国の重要文献、交渉者の証言、最新の学術研究、現地調査をもとに、交渉を再構成し、両国の歴代指導者と交渉者たちの戦略・戦術を鋭く分析。北方領土と尖閣諸島を考えるための最重要資料となるものである。

目次

第1部 中露国境紛争と交渉の歴史(中露の接触開始から革命まで―ロシアの拡張と「不平等条約」;革命後の両国関係―辛亥革命(一九一一年)とロシア革命(一七年)
中華人民共和国とソ連の蜜月と対立
中ソ国境紛争と交渉
ソ連邦崩壊後の中露交渉)
第2部 分析と評価(ソ連・ロシアの基本的立場、戦略、戦術;中国の基本的立場、戦略、戦術;中ソ・露国境交渉とはいったい何だったのか)

著者等紹介

井出敬二[イデケイジ]
外交官。ロシア、中国の日本大使館などで公使を歴任し、現在、外務省国際貿易・経済担当大使。1957年生まれ。1980年に外務省入省。米国防省語学学校、ハーバード大学ロシア研究センター、モスクワ大学文学部で、ロシア語とロシア政治を学ぶ。ロシア外務省付属外交アカデミーで、国際関係論修士号取得。外務省情報調査局分析課課長補佐、欧亜局ソ連課課長補佐、アジア大洋州局地域政策課長、経済局開発途上地域課長、大臣官房審議官(国会担当、国際情報統轄官組織担当)、OECD(経済協力開発機構)日本政府代表部一等書記官、在中国大使館公使、在ロシア大使館公使、駐クロアチア大使、国際テロ協力・組織犯罪協力担当大使などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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BLACK無糖好き

15
現役外交官の渾身の著作。中国とソ連(ロシア)との国境交渉の過程を十七世紀から遡り詳細に分析。大枠で見ると、中国は150万平方キロ(沿海地方やアムール州の領土)と外モンゴルを含めた「失われた領土」のかなりを諦めていく。一方で黒瞎子島をソ連領有としていた北京条約の立場をプーチンが変更し、中国への分割を認めた。第二次大戦後、両国とも政治的大変動を経験し、国境交渉も国内政治、戦略的考慮、安全保障確保と密接に結びついていた、揺れ動く国際環境の中で国益を最大限化する過程でお互い妥協を成立させた事が見て取れた。 2017/03/29

さりー

0
図書館本。2023/07/02

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