私たちの“感情”と“欲望”は、いかに資本主義に偽造されてるか?―新自由主義社会における“感情の構造”

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私たちの“感情”と“欲望”は、いかに資本主義に偽造されてるか?―新自由主義社会における“感情の構造”

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  • サイズ B6判/ページ数 280p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861826023
  • NDC分類 332.06
  • Cコード C0033

出版社内容情報



フレデリック・ロルドン[フレデリックロルドン]

杉村昌昭[スギムラマサアキ]

内容説明

今、「怒れる若者たち」に熱狂的に支持される経済学者ロルドン―その“偽造”のメカニズムをスピノザ哲学と社会科学の結合によって解明した最先鋭の資本主義批判。

目次

序論 社会を動かす“感情”と“欲望”を構造分析する
第1部 再交差―社会科学と哲学の新たな結合(哲学と社会科学は新たな結合に向かうのか?;形式システムからスペクトル・システムへ―スピノザ主義的政治経済学の道程)
第2部 構造―人間とは感情を持ったロボットである(感情の構造主義のために;経済的危機の感情)
第3部 制度―その正当性と権威とは何か?(正当性は存在しない―スピノザ主義的制度論のための諸要素;制度の力)
第4部 個人―同意と支配、自発的隷属、そして叛乱(自発的隷従は存在しない―同意と支配(スピノザとブルデューの場合)
幸せな愚か者たち―反新自由主義者になるためにもう少し努力せよ!)

著者等紹介

ロルドン,フレデリック[ロルドン,フレデリック] [Lordon,Fr´ed´eric]
フランスの経済学者・思想家。「フランス国立科学研究センター」(CNRS)および「ヨーロッパ社会学センター」(CSE)の研究ディレクター。1962年生まれ。社会科学高等研究学院(EHESS)で博士号を取得。2016年、パリの共和国広場を半年にわたって数十万人もの人々が占拠しつづけ、欧州を震撼させた大衆的抗議運動「夜、立ち上がれ(ニュイ・ドゥブ)」(Nuit debout)では、理論的リーダーとして活躍

杉村昌昭[スギムラマサアキ]
1945年、静岡県生まれ。龍谷大学名誉教授。フランス文学・思想専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ゆう。

37
題名にひかれて買いました。内容は僕にとってはかなり難しいものでした。僕がスピノザ理論やコナトゥス概念に弱く、そのためこの本のいわんとしている核心部分がよく理解できなかったように思います。新自由主義社会における人間の感情はどのように再生産されているのかを考えることは重要だと思います。その根本的理論には資本主義社会における感情の持つ意味を考えることでしょう。もうちょっと僕は勉強しなければなりません。2018/08/13

ざっきい

4
面白そうなタイトルだったため読んだ本。原題は「情動の社会-情念の構造主義のために」らしく、邦題は釣りぎみである。内容は、スピノザのコナトゥスをブルデューのハビトゥス、フーコーのディシプリンをさらに拡張した人間の様態を示すものと捉え、全くの自由な人間(そしてそれを基本単位とする新自由主義・資本主義)という幻想を糾弾するといったもの。コナトゥスが強力すぎるので、併せて(ネガティブな意味ではない)ポピュリズムも考察して欲しい。2017/01/28

一郎二郎

3
資本蓄積体制の構造は、欲望と感情の体制として表現される。新自由主義では人間の欲望や感情が超個人主義化される。人間が個人を横断し、集合的に影響を及ぼしあう事を言い表わすマルチチュードという概念は超個人主義のアンチテーゼだ。制度の支配力は、制度が諸個人を制度の規範に従って生きるように決定づけるために生み出す諸個人の共通感情以外の何者でもない。すなわち権力の根拠はマルチチュードだ。この本は超個人主義や隠れ個人主義の誤謬を正しながら、私たちを次第にマルチチュードに変え、世界を動かすのは我々だという確信を与える。2023/06/26

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