出版社内容情報
仲正昌樹[ナカマサマサキ]
内容説明
権力の暴走を抑止し、政治の劣化を阻止する“永続する政治体”とは?ポピュリズム、排外主義の蔓延、世の中を「いますぐ変えたい」願望の台頭。そして民主主義が機能停止しつつある、今。『人間の条件』と双璧をなす主著を徹底読解。その思想の核心を丁寧に掴み取る。
目次
講義第1回 「革命」が意味してきたもの―「序章 戦争と革命」と「第一章 革命の意味」を読む
講義第2回 フランス革命はなぜ失敗なのか?―「第二章 社会問題」を読む
講義第3回 アメリカ革命はフランス革命と何が違うのか?―「第三章 幸福の追求」を読む
講義第4回 「自由の構成」への挑戦―「第四章 創設(1)」を読む
講義第5回 アメリカとローマ、法の権威―「第五章 創設(2)」を読む
講義第6回 革命の本来の目的とは何か?―「第六章 革命的伝統とその失われた宝」を読む
著者等紹介
仲正昌樹[ナカマサマサキ]
1963年広島生まれ。東京大学総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了(学術博士)。現在、金沢大学法学類教授。専門は、法哲学、政治思想史、ドイツ文学。近年は、『Pure Nation』(あごうさとし構成・演出)などで、ドラマトゥルクを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
a.k.a.Jay-V
2
アーレントの見た事ない本だったので購入。自身の講義を起こしたモノ。分かりやすいが書き下ろしでも良かったのでは?フランス革命批判でアメリカ独立運動を評価は有名だけど今年話題になったアイドルがナチに似たコスをして団体からのクレーム騒ぎの件。彼女だったら冷めてた気がするんだよね。ナチの恐怖は似た制服より、その熱狂(恐怖ではなく)により正しい判断が出来なくなり順応な真面目な人ほど同化しやすいって事ではなかろうか?しかもクレーム入れた団体はトランプ支持、同時期のイスラエルの政治家の暴言にはスルーとまるで喜悲劇2016/12/14
陽香
0
201611252017/10/21
おかえ
0
この本なしで『革命について』を読むのは、しょーじき辛い。2020/10/18