創造元年1968

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創造元年1968

  • 笠井 潔/押井 守【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 作品社(2016/10発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784861825965
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報



押井守[オシイマモル]

笠井潔[カサイキヨシ]

内容説明

あの時代、同じ空気を吸っていたクリエーター二人が、当事者として語る貴重な時代の証言と“創造”の原風景、そしてそこから逆照射される“今”。あれから、半世紀をへた、この国とTOKYOの姿を、徹底的に語り尽くす。

目次

第1部 ルーツ―68年世代の僕らをつくったもの(今、68年を語る―もしかしたら、僕らは、「粛清」されたかもしれない;両親―前世代への反動、受け継いだ記憶)
第2部 リアルと表現をめぐる対話(衝動―表現に駆られる痛切な動機;身体性をめぐって―「危険の感覚を忘れてはならない」;「神」、「天使」、「吸血鬼」―「主体化できない、超越的なものを持てない」ものの意匠について;作家と作品―最終戦争からゼロ年代総括まで)
第3部 ルーツと生きること、創造すること(日本という国の正体―戦後民主主義・システム・物語;「境界線」上を生きる―この国で、創造していくこと;単独者と例外者)

著者等紹介

笠井潔[カサイキヨシ]
小説家・批評家。1948年、東京都生まれ。『バイバイ、エンジェル』で作家デビュー。1990年代以降は、本格ミステリの興隆にかかわる。2003年、『オイディプス症候群』(2002年)、『探偵小説序論』(2002年)で、本格ミステリ大賞の小説部門と評論・研究部門をダブル受賞

押井守[オシイマモル]
映画監督・演出家。1951年、東京都生まれ。タツノコプロダクションに入社、TVアニメ『一発貫太くん』で演出家デビュー。その後、スタジオぴえろに移籍、のちにフリーとなり『機動警察パトレイバー』シリーズ(1988~1993年)などを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ムッネニーク

81
159冊目『創造元年1968』(笠井潔/押井守 著、2016年10月、作品社) 作家・笠井潔と映画監督・押井守による対談本。60年代後半に世界中で巻き起こった過激な反権力運動を主題に、熱心な活動家だった笠井と押井が自身の経験を踏まえて語り明かす。話題は戦後日本のシステムから天皇制、稲作、仏教伝来、サブカル、創作論と幅が広い。活動の渦中にいた笠井と乗り遅れた世代の押井。この差がそれぞれの思想にも深く影響を及ぼしているように思う。 〈ふと思うけど、自分という人間は、あの時代に拘束された幽霊なのかもしれない〉2023/12/18

ぐうぐう

29
1968年に二十歳と十七歳だった笠井潔と押井守。あの時代を体験した二人が、あの時代から現在を照射し、日本を語る。二人の日本人論や日本論は、それぞれの著書をあたるほうが正確なので(例えば笠井潔ならば本書でも何度も引用される『テロルの現象学』、押井守ならば『押井言論』辺り)、ここではあくまで二人の創作の方法論に焦点を当てて読むほうが正しいのかもしれない。ユニークなのは、同じ時代を体験しながらも、あるいは互いの作品に共鳴しながらも、二人の創作の姿勢が違うことだ。(つづく)2017/01/15

kei-zu

20
5年前、千葉県の国立歴史民俗博物館で、1968年の社会情勢が取り上げられ特別展が開催された。一緒に訪れた30代の大学の先生は「過去の日本には「内乱」があったんですね」と感慨深げ。私はと言えば、自分の生年であり、複雑な思いがありました。 押井監督の最近の作品は追いかけていないのですが、当時の闘争活動の合間に挟まれる自作の解説が興味深い。 軍事書籍が多い、江東区のBook & cafe「ドレッドノート」で購入。2022/10/18

ndj.

10
このふたりの根幹には第二次世界大戦において日本が正しく負けなかった─本土決戦をしなかった、中途半端に負けた、という意識がある、ということに少なからず驚いた。「過剰なまでに暴力や破壊に引き寄せられていく傾向」(笠井)、祝祭としてのテロル?「生涯一ガキ」がふたり。さてこの「老害」をどう乗り越えていけばよいのか。われわれの課題である。2018/01/03

ポン・ザ・フラグメント

8
わだかまりの残る本だった。かつて運動へ向かった初期衝動を個的な廃墟憧憬やニヒリズムで説明しようとしているが、当時はそれを『経哲草稿』持ち出して疎外論で説明しようとしていたのではないかな。少なくとも運動に向かうならその方が筋が通っているだろう。「終わった」状況に出てきて「終わった」ということを言い続けてきた二人が、もはや「終わった」場所に立っているのではないことに気づいて慌てている。そんな本だ。あと気にかかったのは、この人たちってこんな吉本主義者だったっけ、ということ。2016/11/28

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