内容説明
早熟の中学時代から「死」と直面する今この時まで。「石ころ」を原点とする自身の批評態度、多岐にわたる読書遍歴、同時代作家との交友までを語り尽くす、遺作となった初めての文学的自叙伝。
目次
1 石、ノート、そしてヴァレリー
2 私の文学遍歴
3 『信長』について
4 このごろ考えること
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
giant_nobita
7
立原正秋がジャーナリズムで活躍していた人の原稿を三段組みで「早稲田文学」に載せたことに対して、「たしかに、非常にいい原稿とは言えなかったが、」「三段組みというのはね。」と苦言を呈し、返す刀で、阿部昭に書評がもとで殴られたというエピソードのあとに、「たしかに後ろの三行くらい、けなしてあるよ、それは……でも、絶賛するようなものでもなかったしね。」と書く秋山駿の一言余計なスタイルが痛快で、――内容的にはそれほど深く掘り下げたことは語られていないのだが――、楽しめた。2018/05/08
OHNO Hiroshi
0
私の文学遍歴 [単行本] 秋山 駿 (著) 単行本: 211ページ 出版社: 作品社 (2013/11/30) 言語: 日本語 ISBN-10: 4861824621 ISBN-13: 978-4861824623 発売日: 2013/11/30 商品パッケージの寸法: 19.2 x 13.6 x 2.6 cm 2013年、お亡くなりになった。 よく、文芸誌「群像」を定期購読していた高校生の頃が、僕にはあった。 そこで、秋山駿は、石の心みたいな、独白をして、とても、埴谷雄高に通ずる、不条理な自同律の不快2013/12/23
夢仙人
0
あまり面白くなかった。2018/01/19
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