内容説明
李朝の宮廷人や民衆が語っていた、噂話・伝説・怪奇譚の集大成。韓流・歴史ドラマの原典、待望の初訳。
目次
第1巻 わが国の学芸と風俗
第2巻 礼文を支える人びと
第3巻 高麗から朝鮮へ
第4巻 わが朝は多士済々
第5巻 禍福門なし
第6巻 さまざまな人びと 妓生 僧侶
第7巻 及第した文人王の下で
第8巻 わが成氏につながる人びと
第9巻 時を得る、時を得ない
第10巻 朝鮮社会の内と外 日本と女真など
著者等紹介
成俔[ソンヒョン]
1439~1504年。李朝初期を代表する名臣・学者。五代にわたる王のもとに仕えて顕官を歴任し、国家の編纂事業に関わるとともに、多くの詩文を遺した。朝鮮の音楽を集大成した『楽学規範』の編纂者としても著名である。妓生など芸能者とともに音楽を学ぶ一面があり、その視線は儒者官僚ばかりではなく、社会の各層、市井の人びとの生活にまで及んでいた
梅山秀幸[ウメヤマヒデユキ]
1950年生まれ。京都大学大学院博士後期課程修了。桃山学院大学国際教養学部教授。専攻:日本文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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