内容説明
シェール革命、福島原発事故、中国や中東産油国の行方、新エネルギー開発競争…エネルギー大転換期の未来を見通す。欧州を代表するエコノミストが戦略と政策をまとめあげたベストセラー。
目次
第1章 エネルギー政策と気候変動対策の再考
第2章 叡智を集め、最も確実なエネルギーを確保する
第3章 本当の価格で、最も安いエネルギーの利用を促進する
第4章 節度ある再生可能なエネルギー・システムの創造
第5章 エネルギーをめぐるヨーロッパの行方
第6章 エネルギー革命の新たなヒーローを盛り立てよう
結論 市民に責任感を植え付ける
日本語版解説 日本を新たなエネルギー・フロンティアの先駆者に
著者等紹介
シュヴァリエ,ジャン=マリー[シュヴァリエ,ジャンマリー] [Chevalier,Jean‐Marie]
フランスを代表するエネルギー問題を専門とするエコノミスト。パリ大学ドフィーヌ校経済学部教授であり、同校の「エネルギー・資源地政学研究センター(CGEMP)」の所長を務めた(後任は、共著者のパトリス・ジョフロン)。現在、ケンブリッジ・エネルギー研究所(CERA:パリオフィス)のシニアーアソシエイツを務める。これまでに、仏大手石油会社エルフ(現トタール)、フランス電力公社(EDF)、世界銀行のエネルギー部門などの顧問、パリ国立銀行(現BNPパリバ)、Nexans社(電力・石油・天然ガスの産業用特殊ケーブルの世界的メーカー)の役員なども歴任。パリ政治学院卒業。経済学博士。レジョンドヌール勲章叙勲
ジョフロン,パトリス[ジョフロン,パトリス] [Geoffron,Patrice]
フランスのエコノミスト。パリ第9大学(ドフィーヌ大学)経済学部教授であり、同校の「エネルギーと第一次産品の地政学センター(CGEMP)」の現所長。1980年代初頭に柔道を学びに来日したのがきっかけとなり、経済学者として東京大学で学んだ。フランスでは、日本経済の専門家としても著名である。柔道3段
デルデヴェ,ミッシェル[デルデヴェ,ミッシェル] [Derdevet,Michel]
2000~12年、フランス電力公社(EDF)の送電系統管理部(RTE)の広報部長を務め、現在は、その配電会社(ERDF)の総務部長を務める
増田達夫[マスダタツオ]
慶応義塾大学政治学科、およびケンブリッジ大学歴史学科卒業。1972年、外務省入省後、通産省(現・経済産業省)へ移籍し、産業政策、エネルギー政策の立案と実施に携わる。1996~2001年にかけ、パリの国際エネルギー機関(IEA)石油市場・緊急時対策局長を務め、帰国後、アジア太平洋エネルギー研究センター(APERC)所長、石油公団(JNOC)理事を務め、その後、東京工業大学特任教授、パリ大学ドフィーヌ客員教授などを歴任し、現在は、名古屋商科大学大学院客員教授を務めるかたわら、国際教養大学においても講義を行なっている(不定期)
林昌宏[ハヤシマサヒロ]
翻訳家。立命館大学経済学部経済学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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