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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サイバーパンツ
11
現代思想や哲学などアカデミックな見地からのアプローチによるアニメ評論。中でも、まどマギ論は力の入りようがすごい。ウスペンスキー思想に基づく次元論からの分析や、自己言及パラドックスに陥るまどかの願いなど、知的好奇心が刺激され大変面白かった。おそらく、本書のまどマギ論はあらゆるまどマギ論の中でもベストではないかと思う。これだけでも読む価値あり。名著。2016/07/16
梟をめぐる読書
9
「2000年代以降のものだけで数百本のアニメを観てきた」と豪語する著者による、気鋭の評論集。〝萌え〟の現象学的考察、ライプニッツの〈モナド〉に照らした『図書館戦争』批判、ウスペンスキーの次元論に根ざした『まどマギ』批評など見所は多いのだが、いずれも恣意的な哲学用語の適用に留まらず、作品を支えるドラマツルギー(或いは「居心地の悪さ」)の解明のために外部的なコードが参照されており、好感がもてる。タイトルの「神、さもなくば残念。」は〝涼宮ハルヒ〟を嚆矢とする「神の如くパーフェクト(だが、残念)」なヒロインの意。2013/06/26
はすのこ
7
名著。まどマギを次元論的に解釈する部分の批評は圧巻だ。以前から読みたいと思っていたが、読めて良かったと、心から思う。本書からはアカデミックな匂いがして、好感が持てる内容です。2016/04/24
冬憑……(ふゆつき)
5
この本は私にとって挑戦であった。私はアニメをあまり見ない達(嫌いではない攻殻機動隊とかHELLSINGとか好きだし)で、ペラペラと目次を見る限りこの本でピックアップされてる題材のアニメの9割は知らない物。30歳を超えたオッサンにもなるとなまじ頭が固くなり、意識せずとも新しい物への壁を作り、わからんの一言で済ませてしまいがち。それでは新しい世界を開拓出来ん!と意気込んで読破。前半は哲学的アプローチで訳わからんなりに楽しく読めたが、中盤からは作者のアニメ感想となり・・・んー、残るのは微妙な読後感でありました2015/04/25
warimachi
3
個人的になぜか大好きな「エンドレスワルツ」の大統領と孫娘の会話が取り上げられていてテンションあがった。2023/11/29