内容説明
私たちの性意識や欲望は、映像・映画によって、いかに創られているのか?惜しくも急逝した、日本を代表する批評理論家が、その理論・思想を映像分析に応用した、挑戦的ジェンダー映画論。
目次
第1部 レズビアン表象/ホモソーシャルの陰影
第2部 女同士の絆/「ヘテロ」セクシズムの撹乱
第3部 暴力と美学/動員されるエロス
第4部 メタ映像論/偶発性と歴史性
第5部 応答による批評実践
第6部 トリン・T・ミンハとの対話
著者等紹介
竹村和子[タケムラカズコ]
1954年、愛媛県生まれ。前お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科教授。博士(人文科学)(2003、お茶の水女子大学)。琉球大学名誉博士(2010)。専門は、英語圏文学、表象研究、批評理論、とくにフェミニズム研究、セクシュアリティ研究、ポストコロニアル/グローバル化研究。2011年12月13日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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