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幕末外交官―岩瀬忠震と開国の志士たち

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  • サイズ B6判/ページ数 321p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861824135
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

アヘン戦争など迫り来る外圧の下、将軍継嗣問題と攘夷思想に翻弄される幕閣。指針なき政権と蒙昧な国論の狭間で、身命を賭して列強と対峙した最初で最後の外国奉行たち。

著者等紹介

岳真也[ガクシンヤ]
1947年、東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒、同大学院社会学研究科修了。66年、学生作家としてデビュー。2012年、第1回歴史時代作家クラブ賞実績功労賞受賞。現在、法政大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りー

21
老中阿部正弘が海防掛として登用した才能ある若者たち。特に、林大学頭術斎の二人の孫、岩瀬忠震と堀利煕を中心に幕末外交を書いた本。文章は読みにくいが、読んで良かったと思う。彼らは獅子奮迅の働きでその登用に応えていく。海防軍備だけでなく、アメリカ、ロシアとの条約調印をめぐる折衝、五稜郭築城、横浜開港への準備、洋式船舶の建造、オランダ、イギリスとの条約…よくぞまぁ、ここまで。彼らの頭脳にしてみれば、900年前の亡霊である朝廷はもとより、幕閣でさえも古い。この頭脳、スゴくない?儒教、スゴくない?と思ってしまった。2022/01/27

鬼山とんぼ

2
日経夕刊で連載中の小説の主人公、田辺太一の上役でもあり、外交交渉に苦闘した岩瀬忠震の小説仕立ての伝記。題名は「開国の外交官・岩瀬忠震」とでもした方がよかったのではないか。筆者の筆致は誠実で岩瀬の事績を正しく伝えてくれていると感じたが、文章の流れが今一つ。史実を追えばこちらの方が坂本龍馬よりも役者が一枚上手だ。原田伊織氏を筆頭に、安部龍太郎、佐々木譲、古くは山田風太郎など、過大評価されている明治政府に連なる面々に紙つぶてを投じる作家が増えていることは、判官びいき?の読者としては大変喜ばしい。2017/05/10

tohoho

0
江戸幕府開闢以来の最大にして未曾有の国難ともいえる諸外国からの開国・通商要求。アメリカ全権であるタウンゼント・ハリスを相手に一歩もひかず対等に交渉、まさに日本の鎖国の扉をあけ、夜明けをもたらした幕府・海防掛の岩瀬忠震にスポットを当てた歴史小説。攘夷一色ムードの中で、異国間交易の必要性を一貫して主張する精神力に頭が下がる。2013/08/18

よくこ

0
伝記数珠つなぎ2013/03/10

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