出版社内容情報
ジャン・ストレフ[ジャンストレフ]
加藤雅郁[カトウマサフミ]
橋本克己[ハシモトカツミ]
内容説明
死姦を好んだ古代エジプト人、少年の小さなペニスと交わった古代ギリシア人、無毛の女性器を尊んだ古代ローマ人…。そして、現代の下着、制服、ボンテージ、体液・分泌物フェチ…。人類は、先史時代から21世紀の今日まで、あらゆるものを偏執的な性欲の対象としてきた。本書は、精神分析からポルノグラフィまで、ハイヒールからペットまで、幼児から老人まで、文明の曙から現在までの、人類の尽きざる逸脱と退廃のフェティシズムの世界を集大成し、性の奇怪な深淵を描ききった、世界初の“フェチの百科全書”である。図版1200点収載。
目次
第1章 身体の部位
第2章 逸脱の人体
第3章 感覚器官
第4章 体液
第5章 下着と装飾品
第6章 身体拘束
著者等紹介
ストレフ,ジャン[ストレフ,ジャン] [Streff,Jean]
1947年、パリ生まれ。フランスの作家、評論家、映画監督。とくに、サディズム、マゾヒズム、ボンテージなどの性的倒錯やフェティシズムについては、フランスを代表する探究者として著名。これまで数多くの評論や小説、映画作品を発表しており、また、テレビや雑誌でのインタヴュー、展覧会などでの講演も多い。『フェティシズム全書』によって、2005年度「マルキ・ド・サド賞」を受賞。現在は、同賞の選考委員も務めている
加藤雅郁[カトウマサフミ]
1959年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科フランス文学専攻博士課程修了。早稲田大学文学部ほかで講師を務めた。専攻は19世紀フランス文学。2012年11月2日死去、享年53
橋本克己[ハシモトカツミ]
1953年生まれ。早稲田大学大学院フランス文学専攻博士課程修了。千葉商科大学商経学部教授。専攻はフランス世紀末および両大戦間文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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