内容説明
ロケット、ジェット機、原子力、自動車、情報通信、抗ガン研究、バイオテクノロジー、物理学、数学、精神分析、健康科学、暗号システム、コンピューター…21世紀のいま、私たちを支える科学技術は、ナチス・ドイツと戦争から生まれてきた。戦争と科学が結びつく時、いったい、何が起きるのか?アインシュタイン、マックス・プランク、フロイト、ハイゼンベルク、フォン・ブラウンら総勢100人以上の科学者たちの葛藤と絶望、抵抗を描き切った傑作ノンフィクション。
目次
第1部 ヒトラーの科学資産の継承
第2部 新しい物理学―一九一八~三三年
第3部 ナチの熱狂、法の順守と抑圧―一九三三~三九年
第4部 破壊と国防の科学―一九三三~四三年
第5部 ナチの原子爆弾―一九四一~四五年
第6部 地獄の科学―一九四二~四五年
第7部 ヒトラーの暗い影が落ちるなかで
第8部 冷戦の科学からテロ戦争へ
著者等紹介
コーンウェル,ジョン[コーンウェル,ジョン] [Cornwell,John]
1940年生まれ。英国人ジャーナリスト、ベストセラー作家、ケンブリッジ大学ジーザス・カレッジ歴史と科学哲学科の研究員。ローマ・カトリック司祭になるためオスコット大神学院で学んだが作家、ジャーナリストの道に転身し、オックスフォード、ケンブリッジの両大学で英語学、文学を学ぶ。卒業後、ロンドン、マクマスター、オンタリオ大学などの講師を経て『オブザーバー』紙などの記事を執筆するかたわら、1969年に作家デビューを果たした。フィクション、ノンフィクション作品を含む文学、宗教、哲学、科学など幅広い作品を手がけ、英国でも栄誉あるゴールドダガー賞を受賞
松宮克昌[マツミヤカツヨシ]
大学卒業後、主に外資系企業で2002年までマーケティング業務に従事。退職後、翻訳に専従し今日に至る。日本翻訳家協会(JST)評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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