内容説明
“帝国”の思想家ネグリが革命理論家レーニンを21世紀に蘇らせる!世界は、再び動乱と革命の時代を迎えた。20世紀を変革したレーニンの思想と理論を、21世紀変革の「理論的武器」として再構築する。
目次
第1章 レーニンとわたしたちの世代(レーニンのマルクス主義のマルクス的読解のために;資本の理論から組織化の理論へ(一):経済闘争と政治闘争―階級闘争 ほか)
第2部 ロシア革命におけるレーニンと評議会、そして評議会主義に関する若干の考察(自然発生性と理論とのあいだにある評議会;レーニンと評議会―一九〇五年から一九一七年まで ほか)
弁証法についての間奏―一九一四年から一九一六年までのノート(レーニン思想の再発見された形態としての弁証法;ヘーゲルを読むレーニン ほか)
第3部 国家死滅の経済的な基礎―『国家と革命』読解(「誰がやりはじめるか」;国家概念一般―国家は破壊することができるし破壊しなければならない ほか)
補論 「極左路線」(「左翼主義」小児病)について―ひとつの結論とひとつの始まり(困難な均衡;極左路線のひとつの定義といくつかの(相応しい?)模範 ほか)
著者等紹介
ネグリ,アントニオ[ネグリ,アントニオ][Negri,Antonio]
イタリアの思想家・哲学者。1933年、イタリアのパドヴァ生まれ。パドヴァ大学政治学研究所教授をつとめていた1970年代、「アウトノミア」運動の理論的リーダーとして注目される。79年、「赤い旅団」によるモロ元首相暗殺事件などのテロ事件で、容疑者として逮捕・起訴され、その後、赤い旅団や事件とは無関係だったにもかかわらず「国家転覆罪」で有罪となった。83年、獄中からイタリア議会選挙に立候補し、当選
中村勝己[ナカムラカツミ]
1963年生まれ。中央大学大学院法学研究科博士後期課程満期退学。政治学博士(中央大学)。現在、中央大学法学部兼任講師。専攻:20世紀イタリア政治思想史
遠藤孝[エンドウタカシ]
1963年生まれ。中央大学大学院法学研究科博士後期課程在籍。専攻:現代政治理論
千葉伸明[チバノブアキ]
1970年生まれ。高崎経済大学大学院地域政策研究科博士前期課程修了。専攻:フランス・イタリア比較思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うえ
KMX1980
かわのふゆき
ばるたんせいじん
-
- 和書
- 自衛隊海外派遣の起源