“資本論”入門

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“資本論”入門

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  • サイズ B6判/ページ数 549p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861823459
  • NDC分類 331.6
  • Cコード C0033

出版社内容情報


【著者デヴィッド・ハーヴェイの言葉】

『資本論』は、内容豊かで多様な次元をもった書物である。これまでの「マルクス主義」という言葉に付随する先入観や偏見を排して、マルクス自身の観点に立ち返って読むことによって、皆さんとともに『資本論』の広大な世界への旅に出かけてみたい。それが、現在のグローバル経済を読み解くのに、きわめて有効であることを納得していただけるだろう。(序章より要約)


【各界からの評価】

ハーヴェイ教授は、経済学やマルクス研究に革命を起こし、世界の新たな世代の知識人に影響を与えている。今を生きるすべての人が、本書を読むべきだ。――ナオミ・クライン(作家・アクティヴィスト。著書『ショック・ドクトリン』)

ハーヴェイ教授は、ラディカルな学者であり、彼の研究は、ジャーリズムにありがちな固定観念から自由であり、世界の現実への認識と慎重に考え抜かれた分析に満ちている。――リチャード・セネット(社会学者。著書『公共性の喪失』)

ハーヴェイ教授は、経済学・地理学・政治学・歴史学をたやすく使いこなしながら、説得力のある議論と明快な文章によって、現在発生している問題を大胆に整理し、私たちすべてを巻き込んでいる21世紀世界の混乱が、なぜ起こっているのかを理解させてくれる。――スーザン・ジョージ(政治経済学者・アクティヴィスト。著書『なぜ世界の半分が飢えるのか』)

本書は、まさに厳然たる仕事である……。――フレデリック・ジェイムソン(思想家。著書『政治的無意識』)

内容説明

グローバル経済を読み解く『資本論』の広大な世界へ。世界的なマルクス・ブームを巻き起こしているハーヴェイ教授の最も世界で読まれている入門書。

目次

『資本論』をどう読むべきか
商品と価値
貨幣とその諸機能
資本の生成と労働力商品
労働過程の弁証法と剰余価値生産
労働日と階級闘争の政治学
相対的剰余価値の生産と階級戦略
機械と大工業1―技術と諸契機の弁証法
機械と大工業2―機械と階級闘争のダイナミズム
剰余価値論から資本蓄積論へ
資本主義的蓄積と貧困
本源的蓄積と「略奪による蓄積」
省察と予測

著者等紹介

ハーヴェイ,デヴィッド[ハーヴェイ,デヴィッド][Harvey,David]
1935年、イギリス生まれ。ケンブリッジ大学より博士号取得。ジョンズ・ホプキンス大学教授、オックスフォード大学教授を経て、現在、ニューヨーク市立大学教授(Distinguished Professor)。専攻:経済地理学。論文が引用されることが世界で最も多い地理学者であり、マルクス理論研究の世界的権威である。2008年、『資本論』の講義を撮影した動画を、インターネットでフリーで一般公開した。すると、世界中からアクセスが殺到し、現在の世界的なマルクス・ブームを巻き起こす一助となった

森田成也[モリタセイヤ]
駒澤大学非常勤講師

中村好孝[ナカムラヨシタカ]
滋賀県立大学人間文化学部助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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にゃんにゃんこ

10
題名が「資本論入門」と成っているが、初心者向けでは無い。マルクスの「資本論」自体、非常に難解で大著なので、このレベルの本でも入門と言えるかも知れない。読みやすく丁寧で、資本論の世界観に浸れて楽しかった。資本論は二回挫折しているが、この本の内容が理解できたので、三回目の挑戦をしたいと思っている。ある程度「資本論」の知識がある人に、お勧め出来る本である。2024/06/26

Sakana

5
初読だけあって大変だった。3章くらいまでは概念に慣れるのに大変だけど、そこからは段々つかめてくる。とりあえず、マルクスの『資本論』の第一巻を次に読みたい。しかし、なんでこんな基本文献を学部の時に読んでなかったのやら。。。感想としては、なんというかNO FUTUREって感じ。世界に絶望している。2018/05/01

うえ

5
「今日でも、資本は可能ならばいつでも未開発工業地に進出したがる。日本の自動車産業が1980年代にイギリスに進出したとき、組合に高度に組織化された地域を避けて、新規開発に開かれた地域に拠点を構えた。そこでは、日本企業はゼロから始めることができたし、自分たちの望むとおりの工場を建設することができたからである」2017/11/16

ブルーツ・リー

4
解説書を読んで、ようやくマルクスの「資本論」と、現在の共産主義が繋がってきた。 解説書を読んでも、未だに難解ではあるのだから、原書を読んだだけでは理解できなかったのはやむ無しか。 だいたいこの入門の解説書であっても500頁を越えて来ていて、しかも内容はまだ難解。 それでも、資本論の原文に比べれば、まだ現在の共産主義の主張に近い事が書かれているから、頭に入っては来やすい。 今後も資本論の解説書や、経済学の教科書等を読み込んで、いずれ「資本論」の本文が理解できるように、精進したい。2021/12/25

makoppe

3
リーマンショックの影響からか資本蓄積論と蓄積危機・労働日・相対的剰余価値などをかなり重視して書いある。新自由主義によって資本の流通が阻害(環境の悪化、賃金低下と需要減少)されることによって恐慌は頻発することになるのではないかという点を階級闘争から読み解く視座は重要であろう。ただ無批判にマルクスが言ったことを解説するだけでなく、批判的に、補足しつつ書かれているところもよい。私たちが社会を変革するために『資本論』を使えと説く、最高の解説書である。2015/04/19

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