内容説明
学校のオーケストラとパンクロックとサーフィンをこよなく愛する日系少女ユミ。大好きな祖父のソールが不治の病に侵されていると知ったとき、ユミは彼の口からその歩んできた人生の話を聞くことにした…。つらいときに前に進む勇気を与えてくれる物語。
著者等紹介
ガルシア,クリスティーナ[ガルシア,クリスティーナ][Garc´ia,Cristina]
キューバ出身、ニューメキシコ州在住の小説家。Dreaming in Cuban(1992)とA Handbook to Luck(2007)で全米図書賞最終候補
小田原智美[オダワラトモミ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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杏子
1
人生には、どうしても変わらなくてはならない、という時がくる。どんなに嫌でも、拒否したくても。でも後ろ向きに嘆いているばかりでは、それ以上に道は進まない。その時その時の、自分にできる精一杯のことをひたむきに続けていれば… 癌で余命宣告をうけた祖父と、パンクロックとサーフィンをこよなく愛する少女ユミ。日本人とキューバ人とロシア系ユダヤ人の血をひく彼女が祖父の人生の物語を聞く10か月・・・人生は続いていき、そしてどこかで必ず終わるもの。その間、したこと見たことやれなかったこと全てが愛おしくなってくる、そんな物語2011/08/27
トワ
0
ソールのヒッヒッヒッって笑い方が好き。 それと、ソールが孫のユミに「イングリッド・バークマンは。おまえのおばあちゃんのつぎにすばらしい女だ。まて、もうすこし大きな声でいわせてくれ。おまえのおばあちゃんのつぎにすばらしい女だ!これで今晩はステーキが食えるな。」といったとこが印象的だった2012/02/18
黒とかげ
0
うーん。どうも根本的に作者がこの小説を面白くしようとしてないから、面白くない。作者からの訓示そのままな気がする。あるいは作者の実体験の日記をちょっと脚色して読まされているのか…。2019/11/26