内容説明
「九」という数字は、なぜ悲しみと不吉さをまとっているのか?アメリカ人は、なぜかくも多くの殺人をテーマとする歌を生み出したのか?黒人霊歌には、なぜ同じような歌詞が繰り返されているのか?ヒラリー・クリントンは、なぜ「私たタミー・ウィネットの歌に出てくるような女ではない」と言ったのか?歌詞に秘められた謎を読み解き、知られざるアメリカをあぶり出す。目からウロコのアメリカ史。
目次
第1章 ジョン・ヘンリーと悲しみのナンバー・ナイン(伝説的なヒーロー、ジョン・ヘンリー;ジョン・ヘンリーのハンマーは、なぜ九ポンドなのか? ほか)
第2章 アパラチア生まれのマーダー・バラッド(川の流れる場所で;克明な殺人の描写 ほか)
第3章 北行き列車に乗りたい―ニグロ・スピリチュアルに隠された暗号(「聖者の行進」の聖者とは誰のことか?;「漕げよマイケル」の舟はどこを目ざすのか? ほか)
第4章 ドアマットからの脱出―カントリーの中の女性たち(ヒラリー・クリントンの「スタンド・バイ・ユア・マン発言」;カントリー・アンド・ウエスタン・ミュージックの誕生 ほか)
著者等紹介
東理夫[ヒガシミチオ]
1941年生まれ。作家・ブルーグラス奏者。学生時代からのカントリー音楽ファンで、テネシー州名誉市民の称号を持つ。アメリカ文化への造詣が深く、ミステリから音楽・料理まで幅広い知識を生かして様々な分野で執筆を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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