内容説明
現地のジャーナリストが、国際テロネットワークの中心、パキスタン、アフガン、カシミールの闇と秘密のヴェールを剥いだ他に類例をみない驚愕のレポート。
目次
第1部 ジハード戦士を生む温床(パキスタンにおける戦闘的イスラームの台頭;イスラーム聖戦士vsムシャラフ将軍―昨日の友は今日の敵 ほか)
第2部 急激なイスラーム化とジハード(クリケット代表チームのイスラーム化;ダウード・イブラヒム―武装勢力を資金援助しているか? ほか)
第3部 復活するタリバーンとアルカイダの影(アルカイダは増強されているか?;依然として元気なタリバーン ほか)
第4部 世界最大の火薬庫パキスタンのジレンマ(FBIの活動とアメリカの対パキスタン援助;七・七ロンドン攻撃、自爆者とパキスタン・コネクション ほか)
著者等紹介
ミール,アミール[ミール,アミール][Mir,Amir]
パキスタンを代表するジャーナリスト。厚いヴェールに包まれたイスラーム・ジハード組織についての調査報道には、世界のメディアが注目している。ジハード組織と軍・諜報機関との癒着を暴いた記事などによって、しばしばムシャラフ大統領の激しい怒りを買い弾圧を受けている。2006年には、「全パキスタン新聞社協会賞」(APNS)を受賞したが、授賞式にムシャラフ大統領が出席することを知り、報道の自由を尊重しない軍事独裁者から賞は受け取れないとして拒否した
津守滋[ツモリシゲル]
1939年、大阪府生まれ。62年、京都大学法学部卒業後、法務省入省。65年、外務省入省。経済局国際機関第二課長、後藤田正晴官房長官秘書館、在ソ連大使館参事官、OECD代表部参事官、在ドイツ大使館公使、欧亜局審議官、駐ベルリン総領事、駐クウェート大使、駐ミャンマー大使を歴任。在職中に、大阪大学大学院国際公共政策研究科・同法学部教授。外務省退官後、東洋英和女学院大学国際社会学部・同大学院国際協力研究科教授。現在、桐蔭横浜大学法学部・同大学院法学研究科および大阪芸術大学放送学科客員教授
津守京子[ツモリキョウコ]
小学校・中学校時代を、モスクワ、パリ、ミュンヘンで暮らす。上智大学外国語学部英語学科卒業、東京大学文学部歴史文化学科(西洋史学専修)卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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