精神分析講義―精神分析と人文諸科学について

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  • サイズ A5判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861822018
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C0010

内容説明

「現代思想」誕生の息吹を伝える幻の講義録(1963‐64年)本邦初訳。当時学生だったフーコー、ブルデュー、デリダ、ドゥルーズを聞き手とし、精神分析を哲学の「問題」として問い、“思想”にまで昇華した記念碑的業績。

目次

第1回講義 人文諸科学における精神分析の場(精神分析との「個人的な」出会い;精神分析との出会い(フロイトのテクストの紹介とそれにたいする抵抗;実践的概念とその理論化のはらむ諸問題との出会いとして)
教育分析のパラドクス―実践とその理論化の困難さにたいする奇妙な解決策として
哲学を通じた精神分析との出会い―フランスの場合 ほか)
第2回講義 精神分析と心理学(精神分析の場とはどこなのか―心理学からの離脱;認識論的断絶;精神分析の場―シニフィアンの秩序のなかの人間;精神分析の場―象徴的なものの秩序の先行性 ほか)

著者等紹介

アルチュセール,ルイ[アルチュセール,ルイ][Althusser,Louis]
1918年‐1990年。20世紀を代表するフランスの哲学者、思想家。「認識論的切断」、「重層的決定」といった概念により従来のマルクス研究に衝撃を与えた。またエピクロス、スピノザやマキアヴェッリの研究でも新境地を切り開く。高等師範学校でミッシェル・フーコー、ジャック・デリダ、ピエール・ブルデューらを教え、彼らに多大な影響を与えた。1980年、妻のエレーヌを絞殺。精神病のために責任能力なしとされた。1990年永眠

宇波彰[ウナミアキラ]
1933年‐。東京大学大学院修了。明治学院大学名誉教授。哲学、記号論、メディア論を専攻。現在、宇波彰現代哲学研究所主席フェロー。精力的にフランス現代思想を紹介してきた

信友建志[ノブトモケンジ]
1973年‐。京都大学大学院・人間環境学研究科博士課程修了。思想史・精神分析を専攻。現在、龍谷大学、京都大学非常勤講師

伊吹浩一[イブキヒロカズ]
1967年‐。中央大学文学部卒、専修大学大学院文学研究科哲学専攻博士課程単位取得退学、哲学を専攻。現在、専修大学他非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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yozora

5
二回分の講義録。サブタイトルの通り精神分析と人文諸科学の関係を描く。解説で講義自体が行なわれるにあたっての時代背景も語られ、読みやすい。主に心理学との関係、そこからどう精神分析が離れているか、あるいはアンナ・フロイトに代表されるアメリカ的精神分析(自我心理学的)への批判(「ディスクールはこの空虚な場から発話される」)がとりわけ益になった。2014/10/14

タイガ

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noteに感想を書いていますのでよろしければどうぞ わからないけどすごいという感覚―「精神分析とは何か」ルイ・アルチュセール(著) https://note.com/okasodayo047/n/nc0fe53efa353?magazine_key=m08beeaaed0472022/05/10

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