内容説明
なぜ非合法な“私的会議”が、世界を支配しているのか?本書は、サミットの歴史、いかにサミットが世界を変えてきたか、そして、いかに世界の人々が反対しているかをまとめた、初めての書である。
目次
はじめに G8は、非合法の存在である!(ますます拡大するサミットへの抗議運動;世界の危機的状況を招いた元凶 ほか)
第1章 いかにG8サミットは、新自由主義的グローバリゼーションを推進してきたか?―G8サミットの歴史(サミットの誕生―彼らは何のために集まり、何をやってきたのか?;ドルショックから、新自由主義的グローバリゼーションへ ほか)
第2章 G8サミットは、どのように世界を変えているのか?―サミット「公式声明」と現実との乖離(途上国の開発と貧困削減―立て続く金融危機、深刻化する飢餓;国連―奪われる権限、無効化される国連憲章 ほか)
第3章 いかに世界の人々は、G8サミットに抵抗してきたか―反対運動の歴史(一九八四年、イギリス・ロンドン―反サミット運動の始まり「対抗サミットTOES」;一九八九年、フランス・パリ―「もうウンザリだ!」と「最貧七カ国サミット」 ほか)
おわりに 世界の人々の前進は止まらない!
著者等紹介
コバヤシ,コリン[コバヤシ,コリン][Kobayashi,Kolin]
1949年生まれ。市民運動家・美術家・著述家。グローバル・ウォッチ/パリ世話人、ATTAC France会員。1970年以来、フランスに定住。主な著書に、『ゲランドの塩物語』(岩波新書、渋沢クローデル賞現代フランス・エッセイ賞)など
杉村昌昭[スギムラマサアキ]
1945年、静岡県生まれ。龍谷大学教授。専攻はフランス文学・思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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