内容説明
「日本官僚システム」への批判的分析の書。「国家百年の計」といわれるが、敗戦以来すでに60余年を経た今日、日本官僚システムは、日本を亡国の一途へと押し進めつつある。日本官僚システムを、明治維新、戦後の占領政策まで振り返りながら歴史的に批判検討し、現在の幹部官僚やその予備軍の慣習実態を暴き、そして現状打破のための要点、「人財」育成のコツ、さらに困難と言われるプロジェクト管理の指標を提言。
目次
第1部 歴史の見直し(明治維新の残滓;地方政治屋のエゴ ほか)
第2部 幹部(患部)職員慣習と企業理念の相克性(「患部」百態―悪貨は良貨を駆逐する;厭な決定事項 ほか)
第3部 改善の見通し(企業から観た観客としての役人;民度の問題 ほか)
第4部 教育と教養(所謂人柄について;学歴ということ ほか)
第5部 プロジェクト活動としての検討(プロジェクトという言葉;起承転結 ほか)
著者等紹介
菅野文友[カンノアヤトモ]
1929年4月1日生まれ。工学博士。技術士(経営工学部門品質管理)。NTT、日立製作所を経て、岩手大学工学部情報工学科、東京理科大学工学部経営工学科、帝京技術科学大学大学院情報学研究科の教授を務める。デミング賞委員、宇宙開発事業団委員や内閣宇宙開発委員会専門委員、日本科学技術連盟参与、IEC(国際電気標準会議)委員などの要職を歴任。「デミング賞本賞」(1995年)、「日経品質管理文献賞」(1976年、91年、93年、95年、97年)など受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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