滅亡を超えて―田中小実昌・武田泰淳・深沢七郎

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  • サイズ B6判/ページ数 159p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861821530
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

内容説明

それぞれの作品をつぶさに読解して、作家たちの宗教観・死生観を照査し、彼らを創作に向かわせた無意識の深淵を剔抉する、渾身の文芸評論集。

目次

田中小実昌の“位置”
滅亡を超えて―武田泰淳論
胎児・深沢七郎

著者等紹介

多羽田敏夫[タバタトシオ]
1948年北海道室蘭市生まれ。1974年早稲田大学第一文学部日本文学科卒業。1990年「田中小実昌の『位置』」で第33回群像新人賞最終選考。1997年「滅亡を超えて―武田泰淳論」で第28回新潮新人賞最終選考(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

でろり~ん

1
スカでした。取り上げられている三人の顔ぶれが興味深かったので読んでみたのですが、著者の言う滅亡というのが何を意味しているのかさっぱり解りませんでした。解体、無化という言葉を多用してあるのですが、その対象がそう表現されるべき内容には思えませんでしたし、キーワードと著者自らが言っている「いま、ここ」に関しては、時間的にルーズであり、作品内容的に多様であって、いつのどこなのか、さっぱりでした。前提を共有できているという思い込みが感じられます。独りよがり。評論が魅力を失ったのは、そういうことなのかも、です。残念。2020/05/08

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