内容説明
高校二年の秋、麗子の父は突然失踪した。「趣味は家族」が口癖だった父親蒸発の謎。表題作の他、平穏な日常に突然訪れる破調の諸相を描き、人間の心の奥の不可思議を妖しくつむぐ異色の作品集。
著者等紹介
中原文夫[ナカハラフミオ]
昭和24年、広島県に生まれる。一橋大学卒業。平成6年、第百十一回芥川賞候補(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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もね
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私の好みなのか、短編はあまり面白いものとめぐりあったことがないように思う。当然これもそう。だから何?的な思いで消化不良。すっきりしない。2007/02/06
うづき
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不思議な話でネタとしては好みなんだけど、料理の仕方が好きじゃない。読後感が気持ち悪い。どこまでも不思議系でいけば綺麗にまとめられただろうに。2011/04/09
Ramgiga
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日常に潜む恐怖の短編集。とはいえ記憶違いの勘違い系だったり、とことん運のない不幸な人の妄想だったりと、意外性がないのであまり怖くないというか、つまらない。2022/08/20
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