ピーク・オイル―石油争乱と21世紀経済の行方

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ピーク・オイル―石油争乱と21世紀経済の行方

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  • サイズ B6判/ページ数 386p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861820502
  • NDC分類 501.6
  • Cコード C0031

内容説明

「ピーク・オイル」とは、世界の石油産出が、あと数年でピークに達することを意味する。以後、間違いなく産出量は減少し、安価な石油の時代は終焉を迎える。『ナショナル・ジオグラフィック』『ニューズウィーク』『ニューヨーク・タイムズ』なども特集記事を組み、世界の多くの研究者がこの事実を認めていることを報じ始めた。本書は、世界的に活躍する調査ジャーナリストが、巨大石油企業の思惑、米・欧・中国・OPEC諸国の駆け引き、さらに代替エネルギー開発、地球温暖化問題など、「ピーク・オイル」を背景にしてエネルギー問題の歴史と未来を多角的に論じた、衝撃の一冊である。

目次

第1章 “ピーク・オイル”―手近に実る果実はなくなった
第2章 手近に実る果実としての「イラク」―世界第二の石油埋蔵量
第3章 巨大石油企業による新たな中東支配構想
第4章 OPECを復活させた男―ベネズエラ大統領チャベスへのインタビュー
第5章 地球環境保護と巨大企業
第6章 ロックフェラー物語―巨大アナコンダ
第7章 石油メジャーと中東―なぜ我々の石油が、奴らの砂の下にあるのか?
第8章 OPECの闘い―ハーレムとシスターズの対決
第9章 米国の長年の夢と“ピーク・オイル”
第10章 二十一世紀の石油状況と世界の行方
“ピーク・オイル”と二十一世紀―訳者解説にかえて

著者等紹介

マクウェイグ,リンダ[マクウェイグ,リンダ][McQuaig,Linda]
カナダ在住の社会派ジャーナリストであり、ベストセラー作家。同じくカナダ在住のナオミ・クラインと並んで、そのタブーなき報道ぶりによって北米で最も注目される女性ジャーナリストである。「カナダ新聞賞」や「アトキンソン・フェローシップ・フォー・ジャーナリズム公共政策部門」を受賞。『グローブ・アンド・メール』『ナショナル・ポスト』『モントリオール・ガゼット』などの新聞や様々な雑誌に執筆、『トロント・スター』紙では論説欄に政治評論を毎週掲載している

益岡賢[マスオカケン]
1964年生まれ。1990年から東チモールへの連帯活動をはじめ、1991年より東京東チモール協会所属
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

78
05年刊。少々古いが”ピーク・オイル”という用語が注目された頃。著者リンダ・マクウェイグ、知らなかったがカナダの女性ジャーナリスト。徹頭徹尾エクソンなどの国際石油資本、いわゆるメジャーの悪辣・陰険な行状を歴史を遡り批難。感情的とも言える論調にはやや辟易するも、その指摘は正しい。少なくとも的は外していないと思う。歴代米政府はメジャーの意向に忠実。中東における石油覇権を求めている。イラク進攻は民主主義確立のためとしているが、勿論石油のため。中東の敵意は”西洋が尊大にもオスマン帝国を分割した時に始まる”と評す。2021/03/30

zico

2
わかったこと5点。①湾岸戦争・イラク戦争と米国は「民主主義」をかざして介入したものの、石油メジャーの権益確保の要素が大きかった可能性があること。②その民主主義について、50年代のイランで独裁者の圧政から蜂起した民主政権が誕生したものの石油の国有化を図った為、イラン製原油を石油メジャーが締め出した挙句、民主政権を米国等の支援で転覆した事実があること、③カダフィー、フセイン、シャベス...等 米国系メディア情報では「ならず者」扱いだが、その後は別としても当時は石油民族主義を掲げ、石油の国営化とそこから得られ2012/05/30

taming_sfc

2
リンダ・マクウェイグ著による2005年の訳書。さすがにカナダ随一の社会はジャーナリストだけあって、文章に引き込まれる。研究書としては、とくにイラク戦争石油陰謀説あたりが、推定・推測の域を出ない部分もあり、使いづらいが、一貫して20世紀は石油の世紀であったこと、そして21世紀のかなり早い段階でピーク・オイルが訪れるであろう事、さらには新たなエネルギーへの転換には、既存の既得権益者が相当反対していることを、歯に衣着せず書いてある。資源・環境問題に興味関心のある方は、必読の一冊。非常に刺激的な好著である。2011/02/25

tsuneki526

1
ピークオイルへの懐疑論は地球温暖化への懐疑論と重なる。どちらも既得権益者の力が強大で政治的になりすぎてしまっていることで、問題の本質が遠ざけられていることである。また一方で米国の利益のために他国の政治に暴力的に介入するやり方がイスラム国の台頭を招いているのではないだろうか。日本が国際社会においてどのような立ち位置にあるプレイヤーであるかを自覚し、戦略を練らなければならないにも関わらず、相変わらず原発に固執し、自衛隊の強化も進めていることに不安を感じる。

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