内容説明
一千二〇〇年前(奈良・平安時代)、四国讃岐に生まれ青年期は日本各地の山林に遊び三十一歳にして、当時の国際都市、唐(中国)・長安に渡りインドの最先端の学芸と仏教をことごとくマスターした東洋の“知”の巨人は、何を学び、何を思考していたか―。
目次
1 自然主義(登山記(日光山)―空海と山林思想
詩「山中に何の楽しみか有る」
詩「雨を喜ぶ歌」
水の元素と生活
共生の祈り)
2 科学の目(観察の基本;物質のすがた(物理学問答)
生物のすがた(分子生物学))
3 言語とは何か
4 理想教育のプログラム(学園用地;用地取得のいきさつ;カリキュラム;カリキュラム〈主旨〉;教育理念〈問答〉;教育心得「仏教学部」;教育心得「学芸学部」;学園給費制度)
5 実存の哲学
著者等紹介
北尾克三郎[キタオカツサブロウ]
1943年京都に生まれる。浪速短期大学(現大阪芸術大学短期大学部)デザイン美術科。大阪文学学校詩型科に学ぶ。1967年にアメリカ大陸横断旅行。その後、設計、環境デザイン、まちづくり、教育に従事。仏教哲学をライフワークとする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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