- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > ティーンズ・ファンタジーその他
内容説明
閻羅王として復活した、古代日本最強の勇者・日本武尊。冥府を支配する覇王たる彼は、世界のすべてを死者の国へ変えようと冥皇京を出現させた。黒部の忍者・茜は、それを阻むために赴いた魔界の迷宮で、幼い頃に亡くなった父、蘇芳と再会する。彼は、日本武尊を倒すには黒部究極の忍法“黄梅繚花”を使うしかないと話す。はたして英傑たちは、恐るべき強大さを持つ死の覇王を倒すことができるのだろうか?今、百花繚乱の花々が舞い散り、大団円への道が拓かれる。
著者等紹介
小太刀右京[コダチウキョウ]
『異界戦記カオスフレア』でゲームデザイナーとしてデビュー。リプレイや小説の執筆も手がけている
三輪清宗[ミワキヨムネ]
『異界戦記カオスフレア』でゲームデザイナーとしてデビュー。リプレイや小説の執筆も手がけるほか、オカルト/SF考証家としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつかねずみ
1
祝・完結。 時代観や神話の神々の俗説等と設定を上手いこと刷り合わせてあり、凄く面白かった。 また、ホームズのRP(というか発想)のレベルの高さには頭が下がる。 特に、第八幕のモリアーティとのやり取りなどは引き込まれるRPだったと思うし、急なネタ振りに合わせてアドリブで進めていけるGMの手管もすごかった。 前巻での金銀も含めて、1巻を読み始めた頃は出落ち担当と思ってたのが申し訳ないほどに良いものを読ませてもらったと思う。2012/11/01
水無月冬弥
1
面白かったけど、TRPGシステムの紹介とかではもうなくなっているなあ。プレイヤーの技量&感情移入に脱帽。すがのさんのイラストも冴えわたっているし【現代異能バトル以外】2011/02/03
akiu
1
完結。茜と小十郎の真剣愛とか、金銀の感動的な母性愛など、TRPG リプレイで、こういった題材をここまで真正面から描いた作品は珍しいのでは、と思いました。清々しいほどの大団円っぷりで良かったです。一方、個人的に一番興奮したのは、本筋とは全く関係の無い、ホームズの大どんでん返しな設定でありまして、いきなり繰り出した鋼屋ジン氏もさることながら、アドリブで見事に打ち返したマスターにも感服いたしました。総じて大変良いシリーズであったと思います。2011/01/25
ちゃか
0
リプレイ完結。こう、あちこちおいしい展開ですねー。割と楽しみました。ホームズが自分で危機に陥っているところとか、モリアーティと対峙するところは中々面白かった。ただ、なーんか文章が合わないというか、まとめ方が合わないというか、最後のひと押しが足りない気分にいつもなる。うーむ。面白かったんですがねぇ。2013/08/29
Ellery
0
いやあ面白かった。ホームズの大活躍っぷりにシャーロキアンも大満足。つうか、まあホームズは面白いし、モリアーティとの対決もかっこいいのだけれど、それをうまく時代劇的世界観の周囲と合わせているのがすごいよなあ。小十郎と茜は…爆発しろ(笑)いやあごちそうさまでした、と言いたくなるくらい見事な恋愛ロールでありました。2011/12/14