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内容説明
ラスヴィムの最東端、霊峰リュウノツノを目指したどり着いた一行が目にしたのは、荒廃した大地…。草1本、モンスター1匹さえも棲息しないそこに待ち受けていたのは、因縁の灰色旅団!そして風の渡り樹を目指す膨大な数の竜たち。ポーレたちそれぞれが抱える旅の目的、その解決と、世界の謎に向けて、最後の戦いへ!旅する大樹シリーズ、堂々の完結。
著者等紹介
岡田篤宏[オカダアツヒロ]
岡山県出身。東京にあるTRPGが遊べる店「テーブルトークカフェDaydream」を経営する(有)TRPG・TIME代表取締役
永盛綾子[ナガモリアヤコ]
東京都出身。主に児童書の挿絵を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カヨ
3
りゅうたまリプレイ第四弾完結!地形の組み合わせでこんな辛くなるとは思わずクライマックスの戦闘も固唾を呑んで読み進めていました。ようやっと明かされた真実に今後の道を決める場面は綺麗で、旅を始めて終わりまた始まるりゅうたまっぽい物語で素敵でした。2014/07/22
にゃんころ
2
戦闘メインでは無いTRPGではあるのですが、ラストバトル+追撃はかなりスリリングで、ルール的にそんなにひどい結果にならないだろうなという思いはありましたがかなりハラハラさせられました。それぞれの旅の目的が異なる以上どうしても別れが訪れてしまうのは仕方ないとは言えやっぱり残念です…。でも、前向きな別れだし、それぞれの新しいスタートと考えれば綺麗なラストだったと思います。さすがに物語を紡ぐTRPGだけあって、読み物としても非常に面白かったと思います。2009/12/02
warimachi
1
シリーズ完結。やっぱりというか、「俺のことはいい、先に行け!」をやりたがる人っているんだなあって。話としてはすっきりとした解決がなされるものではなかったけれど、世界観の広がりを見せて締めくくりとしたのはRPGリプレイというもののひとつの回答といえるのかも。2019/07/08
akiu
1
完結。最終巻の二話は、これまでの話をまとめにかかりつつ、非常に厳しい戦闘や高難度の地形・天候に挑むなど、意外と数値やデータに重きを置いたシナリオだったと思います。エンディングのさわやかな雰囲気も、この過酷な試練を乗り越えたからこそ出てくるものなのでありましょう。このゲーム、単純に旅してても面白いと思いますが、各人の「旅の目的」と真摯に向き合っていくことが、より深く楽しむポイントかなと思いました。各キャラ全員素晴らしかったですが、MVP はやはりメルかな。このロールプレイで高校生とは…、おそろしい子!2010/04/24
rubato
1
世界設定からひとつひとつ皆で作り上げていくTRPG。戦闘よりもまず旅の障害を乗り越えることに数値を使うシステムがよい感じ。GMが細かい伏線をよく拾っていて、ストーリーというよりテイルと呼びたくなるような、よいリプレイでした。2009/10/23