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内容説明
風の渡り樹とその謎を追って、厳しい自然環境下にある国家・沙帝国へ。だがひょんなことから、もっとも過酷な商売レースに参加することに。命を落とすものが続出するそのレースに、マーチャントの誇りをかけて挑むポーレだが、仲間たちの身を案じるあまり冷たく接してしまい、ついにはパーティ瓦解の危機に…。謎の深淵まであとわずか!トラベルファンタジーRPG『りゅうたま』リプレイ第3弾。
著者等紹介
岡田篤宏[オカダアツヒロ]
岡山県出身。東京にあるTRPGが遊べる店「テーブルトークカフェDaydream」を経営する(有)TRPG・TIME代表取締役。主な仕事はゲームマスター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiu
3
3巻はベタで熱いお話を2篇収録。ひとつめのティグレ話はいつもの感じでのほほんと読みましたが、ふたつめのポーレ話は、心の葛藤やそこから派生する対立と合わせて、ずしりと読み応えがありました。最終的にはいい話に収斂させようとする動きはそこかしこに見えるものの、途中のキツい展開にはハラハラ。その分、ラストは開放感に満ち溢れていましたね。それにしても、キャラの「成長」をここまで真正面から描いていくリプレイは珍しいのではないでしょうか。「ほのぼのライトファンタジー」の一言では片付けられない魅力を感じます。2010/04/22
にゃんころ
3
3巻は2つのシナリオが収録されていています。ティグレ編は個人的にかなりツボ。ティグレ&サラのやり取りは最高です。ラストがちょっと残念な感じでしたが、これはきっとエンディングへの布石なんだと信じて。打って変わって、ポーレ編はかなり重いです。その代わり、苦しんだ分だけ見返りが大きかったとも言えて、かなり良いラストになっていたと思います。思わずウルウルしてしまいました。ムードメーカー的な位置にいると思っていたメルが、実はかなりパーティの精神的拠り所になっているとすごく感じます。2009/11/27
雨野
2
第8話のギスギス感。たまりません。やるなら黒竜だな、と思う反面、やっぱり幸せはないと。アカネとクロネ、ほんといい子…。ちょっと涙出た。/でも大人になった今は違う。干し肉は意地でもじいちゃんに食わしてやるし、暖かい布団には無理やりでも寝かしてやる。今度は俺がじいちゃんを悔しがらせてやるんだ。今度はおいらが格好つける番だぜ。大人になるってどういうことか分からなかったけど、こういうことだったんだな。誰かの為に何かしてあげることが自由にできる、これが大人って奴だったのか。2014/11/15
カヨ
2
りゅうたまリプレイ第三弾、今回は前半はティグレが、後半はポーレがメインのストーリー。成人の儀が出来なかったティグレがついに大人に、気になっていたレベッカとポーレママさんの過去もあり嬉しい巻でした。ティグレの持ち前の明るさとハンターとしての心強さに仲間内での扱いの不憫さも含めて好きなPCです。2014/07/07
リッパー
2
ティグレのキャラがここにきて爆発したなあ。キャラバンレース編のラストにじんわり。2008/12/06