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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kasukade
3
非常に完成度の高い作品です。高飛車で鬱勃とした社会が目に余る若者の成長を描く作品としてはアメコミでも随一の出来映えで読み応え抜群。コンフェッサーの正義のあり方が堅物ながらすべてを理解した上での答えだったこと。たしかにその教えが受け継がれオルターボーイがコンフェッサーを次いだ結末は実の父の教えもちゃんと受け止める事が出来るまでに成長した証でした。2代目コンフェッサーの胸に輝く十字架が意味を増して夜空に輝き悪党を撃つ、カッコイイですね。次ぐ前に4年間経過してるのをたった一コマ町の灯りだけで表現してるのが上手い2013/10/14
すけきよ
2
1巻がオムニバスだったのに対して、2巻はブライアンを主人公にした長篇。テーマを一言で言うなら、「正しいこと」正義ではなく善。正義の名の下に行うことは易しいが、何があっても善いことを行うのは困難だ。苦悩し、似て非なるこの観念を、ブライアンが学んでいく様は素晴らしく、感動的。コンフェッサーはアストロシティのバットマン。しかし、バットマン以上にバットマンで、ロビン以上にロビン的な物語。思わず、初代ロビンもこう考えたんだろうなぁ、と読んでしまう。リアルなフィクションっていうのはこういうことなんだろうなぁ。 2005/04/13
ist
1
続きが読みてえ。原書にも手を出すべきか。 わずか1年の連載をするだけなのに、何十年もの仮想歴史とヒーローの歴史を連綿と作り上げた っていうのはすごいわ。 知らないことの残酷さ。 見えないところで地球を救っているのに知らず、自分の街が破壊されてヒーローに石をぶつけるところ。 ヒーロー規制まで盛り上がる政治。実際に裏を引いていたのは… など、あり得ないがつき物のネタ、仮想世界的にあり得るシナリオ、どんでん返し・驚きの連続。 話的にはコンフェッションのほうがかなりおもしろかったな。2009/08/19
ノロヒトシ
0
「バットマン」からイメージを拝借した少年成長物語で、結果誰もが読みたかったバットマン&ロビンになってる。アレックス・ロスの表紙は眩し過ぎるし、序文がニール・ゲイマンなのも最高。誰かの名言「買わない理由が値段なら買った方がいいし、買う理由が値段なら買わない方がいい」に習いプレ値で買ったがその価値はあった。2016/01/03
じぇろポーta
0
実家に置いてあったのを久々に読破。やはり大傑作だわ。理想的に描かれたバットマン継承の物語。巻末に収録されたアメコミ定番の一大クロスオーバーイベントの後始末を、巻き込まれた一市民の視点から語る短編もすばらしい。こっちも復刊してほしいね。2015/03/05