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出版社内容情報
日本で未紹介の名曲・名盤も数多く取り上げた画期的なディスク・ガイド!
“フレンチ・ポップ”という呼び名で、60年代から日本でも親しまれてきたポップ・フランセーズ(フランスのポピュラー音楽)。その柔らかく甘い魅力に迫るディスク・ガイドが登場。101の名曲を徹底紹介します。
本書が扱うのは、これまであまり取り上げられる機会のなかった1968年以降の音楽。5月革命、性の開放、ディスコ台頭、石油ショック、FMの自由化、ジャック・ラングの文化政策など、時代のさまざまな動きが音楽に与えた影響を考察しつつ、アーティストおよびディスクを紹介していきます。
著者の向風三郎氏は、フランス在住でCDのディストリビューター会社を営むかたわら、フランス産の音楽の記事を各誌に寄稿、CDのライナーノーツも多く手がけています。
[主な内容]
■Part 1: ポップ・フランセーズの20年 1968-1988
1年ごとに社会・政治・文化でどのような動きがあったのかをまとめる記事を置き、それに続いてその年を象徴する曲とアルバムを紹介。
■Part 2: 1989年以後のポップ・フランセーズ
移民文化の台頭や音楽の多様化にともない、再び黄金期を迎えた1989年以降のフランスのポピュラー音楽を代表する曲とアルバムを、年代を追って紹介。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
bittersweet symphony
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著者は個人的にもっとも読んでて楽しめる文章を書くことの出来る人だと思っている方です。が、本の形になっているのはこの一冊、後はライナーノートというのは非常に寂しい限りですね。たまたま手元に来たのがほぼ同時期と言うこととどちらもクロニクル形式だったこともあり、筈見有弘・渡辺祥子「その時、ハリウッド・スターに何が起こったのか?上・下」と年毎に交互に読んでしまったのですが、題材の違いも大きいですがそれ以上の落差に改めて向風さんの文章力の高さに感心。2008/09/21