CDジャーナルムック
僕の音盤青春記 - 1971-1976

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  • サイズ A5判/ページ数 231p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784861710223
  • NDC分類 760.4
  • Cコード C9473

出版社内容情報

レコードが輝いていた、あの時代――
70'sグッド・ミュージックが織りなす、青春の記録!
牧野良幸的、70年代音楽クロニクル!
『月刊CDジャーナル』で好評連載中の『僕の音盤青春記』が待望のムック化。

岡崎の田舎少年であり、“聴くだけロック”少年だった牧野氏が中学、高校で出会った70年代の音盤の数々を、青春の思い出とともに“超私的”な視点で描くイラスト・エッセイ。家族、友人、学校、受験、初恋、そして――。そこにはいつも、レコードがあった。

【帯より推薦文抜粋】
多感な頃に聴いたポップ音楽は心の小箱にそっとしまってある宝石のようなもの。成長した今もその輝きは色褪せない。「あの頃、僕をかばってくれた数々のポップ・ソングにありがとう。」この素敵なイラスト・ブックを手に取ると、牧野さんのそんなささやきが聞こえてくる。――佐野元春

【構成】
●第1章 中学二年生 1971-1972
アンディ・ウィリアムス「ある愛の詩」
はしだのりひことクライマックス「花嫁」
ベートーヴェン「運命」「未完成」
ソニー・ステレオのテスト・レコード
サイモンとガーファンクル「アメリカ」
ポール&リンダ・マッカートニー『ラム』
サイモンとガーファンクル「明日に架ける橋」
サイモンとガーファンクル『ギフト・パック・シリーズ』
ピンク・フロイド『おせっかい』

●第2章 中学三年生 1972-1973
ポール・サイモン『ポール・サイモン』
ザ・ビートルズ『ビートルズ!』
TEACのオープンリール・デッキ
SCOTCHとSONYのオープンリール・テープ
ジョン・レノン『ジョンの魂』
ザ・ビートルズ『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』
ポール・マッカートニーとウイングス「メアリーの小羊」
ザ・ビートルズ『アビイ・ロード』
ザ・ビートルズ『アビイ・ロード』(その2)
ザ・ビートルズ『ヘイ・ジュード』
ザ・ビートルズ『レット・イット・ビー』
ザ・ビートルズ『ザ・ビートルズ』
キャロル『ファンキー・モンキー・ベイビー』
シカゴ『ライヴ・イン・ジャパン』
エルヴィス・プレスリー『エルヴィス・イン・ハワイ』
ルドルフ・ケンペ
エルトン・ジョン「ピアニストを撃つな!」
CD-4テストレコード
●第3章 高校一年生 1973-1974
ザ・ローリング・ストーンズ『メイン・ストリートのならず者』
ポール・マッカートニー『レッド・ローズ・スピードウェイ』
エルトン・ジョン「土曜の夜は僕の生きがい」
T.レックス『ザ・スライダー』
ピンク・フロイド『狂気』
ザ・ビートルズ『ザ・ビートルズ/1962-1966』
エマーソン・レイク&パーマー『恐怖の頭脳改革』
ムーディー・ブルース『神秘の世界』
イエス『イエス・ソングス』
キング・クリムゾン『太陽と戦慄』
ウィッシュボーン・アッシュ『ウィッシュボーン・フォー』
グランド・ファンク『アメリカン・バンド』
ジム・クロウチ「アイ・ガッタ・ネイム」(ラスト・アメリカン・ヒーローのテーマ)
エルトン・ジョン『グッバイ・イエロー・ブリック・ロード』(黄昏のレンガ路)
ラロ・シフリン『燃えよドラゴン』(オリジナル・サウンドトラック)
ヨーゼフ・シゲティ
ジョージ・ハリスン『リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』
リンゴ・スター『リンゴ』
ディープ・パープル『ライヴ・イン・ジャパン』
クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング『4ウェイ・ストリート』
SONY“カセット・デンスケ”

●第4章 高校二年生 1974-1975
サンタナ『ロータスの伝説』
エルトン・ジョン『エルトン・ジョン』
マハビシュヌ・オーケストラ『黙示録』
カラヤン「ヴィヴァルディ四季」
エマーソン・レイク&パーマー『展覧会の絵』
ピエール・バシュレ『エマニエル夫人』(オリジナル・サウンドトラック)
荒井由実『ミスリム』
サンタナ『不死蝶』
エルトン・ジョン『マッド・マン』(輸入盤)
ザ・ビートルズ『ザ・ビートルズ』(クリスマス編)
チック・コリア『リターン・トゥ・フォーエヴァー』
ハービー・ハンコック『ヘッド・ハンターズ』

●第5章 高校三年生 1975-1976
スパイク・ジョーンズ「元祖!! 冗談音楽~クラシック編』
シカゴ『シカゴⅤ』
エルトン・ジョン『キャプテン・ファンタスティック・アンド・ザ・ブラウン・ダート・カウボーイ』
デオダート『旋風』
秋吉敏子=ルー・タバキン・バンド『孤軍』
ニール・ヤング『アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ』
ヘレン・レディ『ヘレン・レディ・ベスト20』
岩崎宏美『あおぞら』
ドン・マクリーン「アメリカン・パイ」(パート1、2)
マイルス・デイヴィス『ビッチェズ・ブリュー』
クリフォード・ブラウン『クリフォード・ブラウン・アンド・マックス・ローチ』

●僕の音盤メモリアル
回想コラム①岡崎再訪
回想コラム②カセットテープのラベル
回想コラム③ピアノと楽譜
回想コラム④名古屋市公会堂
回想コラム⑤そのほかの音盤(仮)

●番外編
牧野兄弟にみる70年代音楽クロニクル
あとがき
奥付


【profile】
牧野良幸(まきの・よしゆき)
1958年、愛知県岡崎市生まれ。版画家・イラストレーター・エッセイスト。
82年よりイラストを描きはじめ、『R25』『週刊ポスト』『CDジャーナル』『オーディオベーシック』ほか、カルチャー誌、音楽誌、絵本などさまざまなメディアでイラストを描く。著書に、モーツァルトの「魔笛」を銅版画で描いた画集『The Magic Flute』などがある。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

akihiko810/アカウント移行中

21
70年代に田舎の中高生だった著者の、レコード収集エピソードの、イラストとエッセイコラム。印象度B+ 著者初読み。「CDジャーナル」誌での連載をまとめたものだそう。 当時の田舎の中高生が、少ないお小遣いでやりくりしてレコードを選んで買うさまが描かれていて、ほほえましい。 洋楽ロックに傾倒して(クラシックとジャズが少々)いて、「サイモンとガーファンクル」好きだったのが、友人から借りたビートルズ(初期)に打ちのめされたらしい。 面白かったので、他にシリーズで出てるようなので、また読みたい。2025/04/22

遅筆堂

19
笑えるくらい同じような思考で行動していたと思う。でもこういう話って、今の20代、30代に通じるかな、40から50歳代のおじさんの良き思い出っていうだけ。ヲレ、今30年ぶりくらいにギターの練習をしているのだけれど、その曲が中森明菜の『1/2の神話』だったりするので、もう笑えない。リアル中二病の娘から「オヤジは去れ」と言われそう。でも、当時聴いていた曲を息子のウォークマンに大量に入れてやったら、ある時、テレビで掛かった曲を聴いて「あ、これ、キング・クリムゾンだよね」と言った。この会話がうれしかったよ。←親バカ2012/03/11

訪問者

5
牧野氏とは年が近いので、ページを捲るたび毎に懐かしさがこみあげてくるようだった。音楽の好みも似ていて、というかあの時代は誰もが同じような音楽を聴いていたような気がする。2017/12/16

KDS

4
「僕のビートルズ音盤青春記」を読んで以来、いつか読みたいと思っていた一冊。ようやく見つけたので即買い。著者よりも10歳位年齢が下なうえ、音楽にハマりだしたのが高校の頃、洋楽を聴き始めたのは大学生以降なので約20年くらいは後追い世代になってしまうが、本書で紹介されているアルバムは、クラシックやジャズ以外はほぼ聴いているものばかりなので非常に楽しめた。オールカラーで味わいのあるイラストと読み易い文章にはハマりまくり。同時購入した「僕の音盤青春記 Part 2 1976-1981」へと読み進めることにする。2021/02/28

すうさん

4
著者と年代がドンピシャ!私もそうだが田舎の音楽好きがどんどん音楽にのめりこんでいく様子が、時代や音楽とともに蘇ってくる。また音楽マニアらしい「こだわり」がまた私の心をくすぐる。もちろん彼の描くイラストも本当にいい雰囲気を出してくれる。のちにオーディオマニアとしてもその本領を発揮するのだが、音楽もオーディオも私のようなオールドファンにとってはオタクっくぽくてたまらない。同じような趣味を持ち同じような時代を来た人にとっては自分の日記をほろ苦い思いをもって共感をもって読むに違いない。パート2も楽しみだ。2018/07/22

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