内容説明
近代言論活動のパイオニアか?それとも官権派の御用記者か?「新聞記者」としての隠れた思想と行動を浮き彫りにし、福地が創出しようとした明治日本の国家像を探る。
目次
序論
第1章 「新聞記者」の誕生―福地源一郎の自己認識を中心に
第2章 政論新聞化と福地源一郎―『東京日日新聞』の変容とその影響
第3章 福地源一郎の「国民」形成論―士族平民民権論争を中心に
第4章 福地源一郎における「輿論」と「国民」―「華士族」をめぐる論争を題材に
第5章 「双福」と自治―明治前期における二つの「国民」像
結論
著者等紹介
岡安儀之[オカヤスノリユキ]
1977年、埼玉県生まれ。武蔵大学人文学部卒業。同大学院人文科学研究科博士前期課程修了。東北大学大学院文学研究科博士課程後期三年の課程単位取得退学。博士(文学)。現在、東北大学大学院文学研究科助教。専門日本近代思想史・メディア史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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