出版社内容情報
東北大学教養教育院に在籍する研究者による論考集。被災地にある大学の「知」がなす、復興と再生への役割を示す。東北大学教養教育院に在籍する研究者による論考集。被災地にある大学の「知」がなす、復興と再生への役割を示す。
東北大学教養教育院[トウホクダイガクキョウヨウキョウイクイン]
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内容説明
「3.11」以後に果たす教養“の役割”。人間は、社会は、科学は、災害にどう向き合っていくべきなのか。その根底を支える「教養の力」を被災地から発信する。
目次
第1章 想定外―東日本大震災から見える科学技術と教育の在り方
第2章 東日本大震災と東北大学の教養教育―東日本大震災から学んだ教養の重要性
第3章 3.11以後の科学・教育・物語り―Kさんへの手紙
第4章 東北地方太平洋沖地震・津波、福島第一原子力発電所事故による食の生産基盤の損壊と復旧―6年後のいま
第5章 防災(減災・「正しく怖がる」)―自然に対する「畏敬の念」を学び直す
第6章 震災と言葉―被災地にとって方言とは何か?
第7章 「ふるさと」考―「とどまる今」と、「臍の緒」がつなぐ心の世界…母はくりやで水の音
最終章 集中復興期間の看過できないこと