内容説明
事物についての言明は事物の直観によって充実化される。「徹底した意識の学」として、フッサールの現象学はどのような「世界経験の哲学」を描き出すのか?
目次
第1章 『論理学研究』における現象学と志向性(『論理学研究』の問題構成;『論理学研究』における志向性の理論 ほか)
第2章 現象学の展開(二つの現象学;本質学としての現象学 ほか)
第3章 意味理論の観点から(意味への新たなアプローチ;意味の多様性と対象の同一性 ほか)
第4章 現象学的観念論(志向的空間;二つの観念論 ほか)
第5章 世界経験の現象学(所与性の問題;内在と超越 ほか)
補論(概念的なものと非概念的なもの;現象学と形而上学)
著者等紹介
佐藤駿[サトウシュン]
1982年宮城県生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程後期(哲学専攻分野)単位取得退学。博士(文学)。現在、同研究科助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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