内容説明
被災地において、「人間」について何を語りあうのか。
目次
総論(「今を生きる」ということ)
第1部 歴史から(死者からのまなざし―生きること・生かされること;宮城の海浜風景―その宗教的意味について考える;「縁」―御伽草子『ものくさ太郎』に学ぶ)
第2部 現場に立って(語ることは「いま」を生きること;東日本大震災で体験したこと、感じたこと、考えたこと;東日本大震災の土葬選択にみる死者観念;日本人と震災と宗教)
第3部 根源へ(己の而今;精神の生活―「喪われた者たち」の「記憶」と「ふるさと」の根源的な力について)
著者等紹介
座小田豊[ザコタユタカ]
1949年福岡県生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。弘前大学教養部助教授などを経て、東北大学大学院文学研究科教授(哲学)
尾崎彰宏[オザキアキヒロ]
1955年福井県生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程後期課程退学。弘前大学人文学部教授を経て、東北大学大学院文学研究科教授(美学・美術史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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