内容説明
大学は、災害時にどんな役割を果たせるのか?そして今後、どのような人材を育てるべきか?岩手・宮城・山形の国公私立大学11校において展開する多様な復興支援活動を通し、これからの大学教育のあり方、地域社会における人材育成のあり方を多角的に展望する。
目次
第1部 東日本大震災と人材育成(震災復興の構想力―危機に対応できる人材の育成;福島原発事故の調査・検証について;大震災以後の科学技術と人材育成)
第2部 震災後の大学における活動状況と将来展望(いわての大地とひとと共に―岩手大学の取り組み;岩手県立大学の復興支援活動―経過と取組み状況;東北大学の復興支援活動と大学教育の将来;宮城教育大学における教育復興支援;東日本大震災と宮城大学の復興支援活動;東日本大震災と東北学院大学―復興に向けての歩みと大学間連携ボランティア;東北工業大学における“地域復興のための共同プロジェクト支援”;復興支援活動の中に未来を拓く―宮城学院女子大学の試み;きょうもボランティアは続く―新しいコミュニティづくりによる幸福再生への道筋:尚絅学院大学のポスト3.11;山形大学の挑戦:地域社会における大学の新しい使命)