内容説明
本書の目的は、現代史の特殊事情の一例である朝鮮半島(韓国)を対象とし、冷戦期日米両国の影響が韓国にいかにかかわってきたのかを探り、その功罪を明らかにしたうえ、韓国が抱えている課題を抽出することを通し、脱冷戦期、いわば「環日本海時代」における東北アジア発展の展望に資することである。
目次
第1章 はじめに
第2章 日米韓三国関係の歩みとその特質
第3章 韓国における経済成長と日米両国
第4章 韓国の科学技術体制の成立過程とアメリカ
第5章 韓国における理工系教育と日米両国―日米留学を中心に
第6章 おわりに―環日本海時代をめざして
著者等紹介
趙承勲[チョウスンフン]
1966年韓国・木浦市に生まれる。1984年韓国・木浦弘一高等学校卒業。1990年韓国・仁荷大学工学部経営工学科卒業。1992年日本・新宿教育学院(日本語学校)修了。1993年~01年端興金属(株)、大宇自動車(株)、クックジェインターナショナル(株)などで勤務。2003年東北大学大学院国際文化研究科博士前期課程修了、修士(国際文化)。2006年東北大学大学院国際文化研究科博士後期課程修了、博士(国際文化)。2006年~東北大学大学院国際文化研究科専門研究員、東北大学非常勤講師。2007年~尚絅学院大学・宮城学院女子大学・放送大学宮城学習センター非常勤講師。研究分野は科学史・科学技術論・地域研究(朝鮮半島)・韓国語教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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