目次
白話小説を活用した社会史研究の試み
白話小説に於ける歴史史料的価値の援用について―その方法と問題点の整理を中心として
婚姻の弊害に関する序説―史料的価値と援用方法の具体例として
職業的媒酌人の考察―特に媒酌人の職業化と牙人との関係を中心として
職業的媒酌人による異性紹介機能の考察―議婚上の「草帖子」の機能を中心として
職業的媒酌人によるトータル・ケア機能の考察―「養娘」と婚姻との関係について
聘財の高額化に関する考察―高額聘財の推移から見る婚姻をめぐる社会
招婿婚の弊害に関する考察―贅婿から見る婚姻の変質について
官による職業的媒酌人対策の考察―「官媒」の設置を中心として
「近隣」における地縁的紹介機能の変化について―職業的媒酌人を助長させた背景(その一)
当時の習慣から見た女性による外界接触について―職業的媒酌人を助長させた背景(その二)
著者等紹介
勝山稔[カツヤマミノル]
1966年北海道中川郡幕別町に生まれる。1985年北海道立帯広柏葉高等学校卒業。1991年二松学舎大学文学部中国文学科卒業。1994年中央大学大学院文学研究科東洋史学専攻(博士前期)修了。1994年~97年日本学術振興会特別研究員(DC)。1997年中央大学大学院文学研究科東洋史学専攻(博士後期)単位取得満期退学。1997年~98年日本学術振興会特別研究員(PD)。1998年~東北大学大学院国際文化研究科助教授。2005年博士(国際文化)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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