内容説明
市民が参加して、メニュー型の市民参加条例がつくられているものの、必ずしも実効性の点で十分でない条例ができあがっている現状は、もったいないというしかない。本書は、実効性のあるメニュー型市民参加条例をつくるために留意すべきポイントを8つに絞り、その視点を軸に制定済み・制定中のメニュー型条例を比較検討することを最大の目的としている。
目次
第1章 いま、なぜ市民参加条例が必要なのか
第2章 シンプルな市民参加条例とメニュー型市民参加条例
第3章 メニュー型市民参加条例を読む―和光市市民参加条例と宮代町市民参加条例
第4章 実効性のあるメニュー型市民参加条例をつくるための8つのポイント
第5章 メニュー型市民参加条例を「検証」する
第6章 市民参加の制度設計―トップダウン型とボトムアップ型
第7章 市民参加条例をどのようにしてつくるべきか
資料編
著者等紹介
高橋秀行[タカハシヒデユキ]
1955年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。明治大学大学院政治経済学研究科政治学専攻博士後期課程単位取得退学。(財)行政管理研究センター研究員、埼玉大学非常勤講師を経て、現在、岩手県立大学総合政策学部助教授。専攻は政策形成論、市民参加論、自治体環境政策論
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。