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嶋中文庫
黄色い部屋の謎

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  • サイズ 文庫判/ページ数 477p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784861563195
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

内容説明

スタンガースン教授の邸内。内側から厳重に閉ざされた“黄色い部屋”に、瀕死の令嬢と、おびただしい犯罪の痕跡を残して、犯人だけが姿を消した…。ミステリー史上、初めて登場した“完全なる密室”。「オペラ座の怪人」の作者、ルルーの代表作にして、つねにミステリー・ベスト10に挙げられる不朽の名作。

著者等紹介

ルルー,ガストン[ルルー,ガストン][Leroux,Gaston]
1868‐1927年。パリ生まれ。早くから文学方面への進出を志し、詩や論文を雑誌に寄せる。パリ大学を卒業して法曹界で働くが、ジャーナリズムへの興味から、「エコー・ド・パリ」紙の寄稿家へ転じ、裁判や犯罪記事を担当した。1907年、絵入り新聞「イリュストラシオン」から長篇ミステリーの連載を依頼され、『黄色い部屋の謎』を執筆。完全な密室の創造と、謎の心理的な解明に着目した独創性によって、一作で名声を得た
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

10
密室殺人事件推理物では、有名なもので5本の指に入るレベルのものだと思います。フランス発の推理物はどちらかというとあまりなく、ルパンに代表されるものや暗黒街の犯罪ものが多いのですが、この作品は別格であると感じています。100年前のことを考えれば、これだけのトリックを考え付くのはかなりのものでしょう。再読のこの本は創元版ではなく新版で出されたものですが読みやすい活字の大きさです。2014/03/02

Kotaro Nagai

8
1907年発表の密室ミステリーの古典的名作といわれる本作を初めて読みました。部屋の「黄色い」が密室に関係あるかと思ってましたが、そうではないんですね。探偵役は、若き新聞記者のルールタビーユ。作中でドイルのホームズに言及があるので、この時期フランスでもホームズは広く読まれていたと伺えます。事件のあらましから謎の解決までのストーリー運びにやや時代がかったもったいぶるところがあるが、年代を考えればやむなしとも思います。しかしミステリーの謎は後年の諸作に影響を与えたものと納得。2022/04/05

雨月化鳥

3
そうか…そうなのか! ルルータビーユは18歳にしてこの風格は何なんだ? オペラ座の怪人も読んでみよう。2014/12/20

isuzu

1
なるほど最も美しい密室のひとつ、と言われるだけのことがある古典でございました。面白かった。「ルールタビーユ」という探偵の名前が響きといい存在感といい秀逸すぎる。/しかし*****って誰だよ!とツッコまざるをえないのも事実(笑)/サンクレールとルールタビーユはちょっと仲が良すぎる。君ら…2012/03/02

こここ

1
不朽の名作、密室ものの最高峰などと誉高い本作。期待して読んだが、なんか普通だなぁとしか思えず。この時代にこの歳でミステリもそこそこ読んだ人間が、古典おさえておこうって意識で読んでも、なかなか楽しめるものではないのかもしれない。2011/11/02

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