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内容説明
竹内栖鳳、上村松園、土田麦僊、小野竹喬、横山大観、鏑木清方…。画家の顔が見えると、日本画はもっと面白い。お金や服装に無頓着。趣味の時間が多め。意見がコロコロ変わる。人付き合いは苦手。評論家や美術記者が書き継いだエピソードをもとにやわらかな筆致で描き出した、近代画壇の立役者たちの素顔。
目次
京都編(帝室技芸員;京都画壇の大家たち;国画創作協会の画家たち;昭和期に活躍した画家たち)
東京編(院展で活躍した画家たち;官展で活躍した画家たち)
著者等紹介
河野沙也子[カワノサヤコ]
1996年、兵庫県生まれ。2019年、神山財団芸術支援プログラム奨学第6期生選出。2021年、京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻日本画修了。作家として絵画、漫画作品等を制作している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
70
分類721。近代日本画家の面白いエピソードを漫画にして紹介する▽竹内栖鳳(たけうちせいほう)/山本春挙(やまもとしゅんきょ)/上村松園(うえむらしょうえん)/土田麦僊(つちだばくせん)/横山大観(よこやまたいかん)/小野竹喬(おのちっきょう)/菱田春草(ひしだしゅんそう)/鏑木清方(かぶらぎきよたか)[京都編]帝室技芸員/京都画壇の大家たち/国画創作協会の画家たち/昭和期に活躍した画家たち[東京編]院展で活躍した画家たち/官展で活躍した画家たち▽派閥はあるだろうけど爽やかに描かれている。2024.11刊2024/12/25
くさてる
15
ほとんど知らない日本画家の世界、しかも巨匠の人となりというところで、面白く読めるのかなと思いましたが、淡々とした語り口とシンプルな描線、控えめなユーモアの組み合わせが醸し出す雰囲気がまさに日本画のようで楽しめました。2025/02/16
多喜夢
6
日本画の歴史を学ぶ参考に購入。京都の画家の紹介に多くスペースを費やしている。それぞれの画家のエピソードが簡単に紹介されていて楽しい。2024/12/18
岬
2
日本画家というものはみんな、江戸時代の人だと思っておりました。思い込みのイメージって怖い。(^_^;) 明治・大正・昭和と、ある意味激動の時代を生きてきた方々なのですね。(そういえば、「鵺の絵師」も大正〜昭和だった) 竹内栖鳳とか横山大観とか、私でも知っているような画家たちの、人柄だけでなく作風の解説もあって、作品を見たらエピソードを思い出して楽しめそうです。 2025/03/21
analjustice
1
有名な近代日本画家(竹内栖鳳、横山大観など)の人となりを親しみを持ってコンパクトに読める良いマンガでした。全ての作家が絵画を愛していることに胸が熱くなる。本作はポジティブな面を描いた作品だと思うので次作があればヤバイ側面もぜひ描いて欲しい。2025/03/10