内容説明
世界の絵本の“いま”がわかる!「BIB展・公式カタログ」待望の書籍化。「うみだす」「そだてる」「とどける」「ひろがる」!“自由な小さな力”から生まれるアジアの絵本たち。絵本が生まれ読者に届くまで、込められるさまざまな想い。出版社、スクール、書店、図書館をはじめ、作家と絵本を取り巻く現場からのメッセージも多数掲載。
目次
プロローグ BIBと近年のアジアの絵本
第1部 BIBからみる韓国の絵本
特集1 韓国の絵本を知る―作家の手から読者の手まで
第2部 BIBからみる日本の絵本
特集2 日本の絵本を知る―作家の手から読者の手まで
第3部 BIB2021受賞作品
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
59
しおたにまみこ氏の原画が見れるとのことで、うらわ美術館を訪問。『たまごのはなし』原画のみならず「ラフ」や「編集者提案校」、そして出版に至るまでのエピソードも興味深かった。本著は、日韓絵本文化の魅力を余すことなく、掲載1つ1つの作品を丁寧に説明。『63日』や『かしこいイノシシ・・・』などに、国の違いを超えた万国共通項を再認識。手法で印象的なのが『お月さんのシャーベット』。写真、芸術ですね。日本作品から、もう1点あげるなら『こどもたちはまっている』。だよなぁ~って感じる一冊。絵本、やはりいいですね。2023/07/09
けんとまん1007
43
毎年、12月に石川県立七尾美術館で開催される絵本原画展に行っているので、それを想い出しながらページをめくる。絵のタッチが多種多様で、絵本は飽きることがない。こうやってみると、その国の文化・風土の違いを感じ取れる。今年も、12月が楽しみだ。2023/10/30