感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
276
作家や画家、建築家、デザイナーなどアーティスト250人のお部屋を撮った写真集。ほとんどは故人ということもあり、多くは記念館、もしくはそれに類するものなので残念ながらライヴ感には乏しいのだが、それでもなかなかに興味深い(それって単なる窃視的興味?)。古いところではラファエロやデューラーやゲーテにシラー。新しいところではデヴィッド・ボウイやジョルジオ・アルマーニといったところ。いずれも個性的なインテリアに溢れている。なお、最も感慨深く眺めたのはヴァージニア・ウルフのお部屋。2024/02/12
アキ
99
どの家も部屋もゴージャスですね。【画家、彫刻家、陶芸家】レオナルド・ダ・ヴィンチ【デザイナー、建築家】ゴードン・バンシャフト【ファッションデザイナー】ジョルジオ・アルマーニ【小説家、詩人、哲学者】ヴァージニア・ウルフ【作曲家、ミュージシャン】デヴィッド・ボウイなど。建築家はパースペクティブを、作家は居心地のいい部屋を、芸術家や音楽家はインスピレーションを求める。人生は芸術と出会い、芸術は人生と出会う。ART MEETS LIFE・LIFE MEETS ART 日本からは河井寛次郎と坂茂のお二方でした。2022/01/25
たまきら
44
おお、これは美しい写真集です。アルファベットオーダーで紹介されるアーティストたちの・あるいは縁の部屋にワクワクしました。坂茂さんのご自宅が家族全員一致で一位。うっとりします。オカン的にはデューラーのいかにも質実剛健、といった感じの重厚な部屋やジョージア・オキーフのニューメキシコといった無駄のない、素朴な雰囲気の家が好みですが、ファッションデザイナーさんらの派手派手コーデも楽しみました。…住めないと思うけど。2024/05/11
毒兎真暗ミサ【副長】
37
有名アーティストのお部屋がゾロリ。ロビンの部屋がいいと思ったらロバートブラディで射抜かれた!なんてコケティッシュ!アルマーニの部屋からチラ見する白熊。実は自室にこの半頭身の白と黒の熊が居るため謎の親近感。シャネルは是非客間に。クリスティは殺人現場にしか見えないしディケンズは食を重んずる。ジミヘンは奇天烈、その上ゆくダリ、又又その上ゆくユーゴー。ボウイはもう何も言えない。遊びに行くならマーク・トウェイン♡ウルフはネット情報と違ってた気が?巻末の住所掲載で至れり尽くせり!実際の私の書斎はマックスモローが近い。2024/06/18
とある内科医
34
図書館より。セザンヌさん家にゴロゴロ転がるりんご、デヴィッド・ボウイさん家のプール、ダリさん家の棚の上の鳥、ゲーテさん家の書斎、ジミヘンさん家のベッドルーム、ジョニ・ミッチェルさん家のダイニング、モービーさん家のリビング、ジミー・ペイジさん家のキューピッドの天井画、エルヴィス・プレスリーさん家の天井が鏡張りのテレビルーム、ジャクソン・ポロックさん家の蓄音機、ダヴィンチさんとピカソさん家の仕事場、ルソーさん家の天蓋付きベッドを巡るツアーを経験しました。素晴らしい。美しい。2022/02/14