内容説明
4コマの“窓”から見えるいきものたちの、誰も知らない「平凡な」日常。傑作4コママンガ(&短編)集。宮本大人(漫画史研究)による解説を新たに収録!
目次
いきもののすべて
マガオくん
ある平凡な一日の終わりに
著者等紹介
フジモトマサル[フジモトマサル]
1968‐2015年。漫画家。イラストレーター。擬人化されたどうぶつたちの不思議な世界を描く。多数の著書をはじめ、挿絵、装画で活躍。回文、なぞなぞの著作もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
45
フジモトマサルさん初読み。このゆるっとしているけれど、余韻のある笑い、シュールさがとても面白かった。2020/12/31
Roko
23
「いきもののすべて」に登場するのはパンダ、ヒツジ、ペンギン、スカンクなどの動物たち。「マガオくん」はウサギ、「ある平凡な一日の終わりに」にはウサギ、リス、オオカミが登場します。人間はひとりも出てこないけど、どの話を読んでいても「こんな人いるよねぇ」って思うのです。 フジモトマサルさんが描く世界は、可愛い登場人物がとんでもないことを考えている、とんでもないことをしてしまう。という所が魅力なんです。2023/03/28
ゆーり
22
ついに復刊。読めてよかった。とってもシュールで辛口で、大人のための四コマ漫画。難しいことや壮大なことを考えて悩むけど、とりあえずそれは置いといて、今を生きなくちゃな。そんなことをしたり顔で考えたくなる本。2021/05/30
ツキノ
22
【祝!復刊】2006年の復刊に漫画史研究の宮本大人氏が解説をつけた。『フジモトマサルの仕事』(コロナ・ブックス)を読んでぜひ作品を読みたいと思ったら絶版が多く、なんだよ!と思っていたのだった。ずっと残る作品だと思う。ページ全部に縁取りの色があること、カバーと本体と絵が違うこと、帯の裏側にも漫画があることなども含め、とても好き。『「皆まで言うな」の美学、最小限の表現で最大のことを言うミニマリズム、そんな原理でできている』『そこはかとなくおかしく、そこはかとなく哲学的に見えることがある』とは解説のことば。2021/01/02
る*る*る
19
ふっと笑みが溢れるのがフジモト作品✨2020/11/25