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内容説明
大日本物産図会は、明治十(一八七七)年の第一回内国勧業博覧会に出品された錦絵の揃い物です。浮世絵師・三代歌川広重(一八四二~九四年)が絵筆をとり、東京日本橋の錦榮堂萬屋・大倉孫兵衛を版元に刊行されました。日本各地の名産品をテーマに、当時の働く人々の様子をいきいきと描写した全一一八図で知られています。
目次
第1章 物産品をばんばん見世る
第2章 和気あいあいとはたらく
第3章 女性がいきいきはたらく
第4章 力自慢がどしどし集まる
第5章 職人技がきらきら輝く
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
7
明治10年の第1回内国勧業博覧会に出品された錦絵118点。日本各地津々浦々、物品、名産の取材も細やかに、男も女も、子どもも同じように働くようすがいきいきと描かれている。たつきのためとはいえ、モノを作る、育てる、獲る、商品にするにはそれなりの心意気がなければならない。ちょっとした動きにその場の空気が滲み、会話まで聞こえてきそうな作品から、表情に内面の心理が覗くような場面まで、細部も楽しめる。解説が端的でいい。2021/01/29
あねさ~act3 今年1年間は積読本を無くす努力をしたいなぁ。←多分無理🤣
5
今では見られない職業がいっぱい。 なかなか興味深かった。 図書館の本なので、面白そうな所だけの拾い読みになってしまいましたが、その内また借りて来ようとおもいます。 もっと、解説をゆっくり読みたかったので…。2021/03/10
kaz
2
「明治10年の第1回内国勧業博覧会に出品された錦絵の揃いもの」で「日本各地の名産品をテーマに、当時の働く人々の様子をいきいきと描写した全118図で知られて」いるとのこと。当時の様子がわかって興味深いが、三代広重の画風はイマイチ好みではない。 2020/03/29
tammy
1
明治初期の日本各地の名産品を作り出す様子や働く人々の姿を歌川広重の浮世絵を楽しみながら またとてもわかりやすい解説もついていて とても楽しめた。人々の表情が様々だったり 端の方に何気なくサボっている人を見つけたり……楽しみ方色々。2020/05/13