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内容説明
90歳で亡くなるまで「神の領域」に至らんと北斎が挑んだ「肉筆画」。北斎の肉筆画コレクションとして世界最大の質と量を誇りながら、日本では見ることができなかった稀少なコレクションを、スミソニアン協力フリーア美術館の全面的協力により世界で初めて書籍化を実現。コレクションから「肉筆」と「素描」の名品約100点を厳選。自己表現の探求として、実験的筆跡と表現、対象への試みを、部分図説を駆使した構成により、北斎の筆の秘密を堪能できる画期的な一書。
目次
1 肉筆
2 素描
3 版下絵―百人一首姥がゑとき
著者等紹介
ユーラック,ジェームス[ユーラック,ジェームス] [Ulak,James T.]
スミソニアン協会フリーア美術館日本美術主任学芸員。日本の中世(14~15世紀)の物語絵画の歴史が専門。1994年、ケース・ウェスタン。リザーブ大学にて博士号を取得。翌年、スミソニアン協会フリーア美術館の日本美術キュレーターに就任。チーフ・キュレーター、副館長を経て、現職。クリーブランド美術館研究員、エール大学美術館アジア美術アソシエイト・キュレーター、シカゴ美術館日本美術アシソエイト・キュレーターなどを歴任。専門である中世の日本物語絵画に関する著作のほか、18世紀の「奇想」絵師たちや、19世紀後期から20世紀初期における日本美術の近代との接触についても執筆多数。アメリカ、ヨーロッパ、日本の数多くの美術館、個人コレクション、基金などでの顧問・アドバイザーを務める。全米最大の芸術支援組織である全米芸術基金による、美術品の国家補償制度検討プログラムでも委員として参加、2015年からは議長
フェルテンズ,フランク[フェルテンズ,フランク] [Feltens,Frank]
スミソニアン協会フリーア美術館日本美術学芸員。琳派をはじめとする中世後期美術および近世美術などの日本絵画が専門。日本の写真や、絵画と陶器の関係性なども研究している。学習院大学に文部科学省国費留学生、その後、客員研究員として日本美術を研究し、2016年にコロンビア大学で尾形光琳に関する論文で博士号を取得。ニューヨーク近代美術館(MoMA)研究員、ベルリン国立アジア美術館研究員、学習院大学非常勤講師、立教大学非常勤講師等の勤務を経て、アン・ヴァン・ビーマ基金の日本美術特別研究員としてスミソニアン協会フリーア美術館に勤務後、2017年より日本美術学芸員に就任。日本美術に関する出版・講演活動に取り組み、最近は尾形光琳と酒井抱一の絵画や、土門拳についての論文を執筆。茶道にも詳しく、裏千家の師範でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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ミエル
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