出版社内容情報
皮ふ下の静脈の声が聞こえる……
「どうせなにも見えない」から6年、“見るという視覚の拡張"を堪能する初の本格画集。図版約70点・自作解題付
1本の「髪毛」から人の「精神の塊」まで、他の追従を許さない筆力で描きあげる諏訪敦。
真骨頂のヌードをメインに、写実の先人・高橋由一へのオマージュ《豆腐》、
戦中ハルピンで亡くなった祖母の足跡を追ったドキュメント的制作《棄民》まで、
進化の成果をここに結実。
・寄稿:トマス・コーファー(アートコレクターとして世界的に有名な映画監督)
・寄稿:北澤憲昭氏(美術評論家)
目次
美しいだけの国
受容について
棄民
Analogia
神々しい
満ち欠けを数える
静脈の声をきいた
Sleepers
ニュースでみた女
著者等紹介
諏訪敦[スワアツシ]
1967年北海道に生まれる。1992年武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻油絵コース修了。1994年文化庁芸術家派遣在外研修員(2年派遣)に推挙。2012年広島市立大学芸術学部美術学科油絵専攻准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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