内容説明
生誕220年記念!保永堂版「東海道五拾三次之内」、各種東海道や諸国の名所絵を掲載。広重と歩く、なつかしい日本の原風景。
目次
第1章 保永堂版東海道五拾三次(「東海道五拾三次之内」(保永堂版))
第2章 東海道(「東海道五十三次之内」(行書版)
「東海道」(隷書版) ほか)
第3章 木曽海道六拾九次之内
第4章 江戸・諸国・伊勢(江戸名所;諸国名所 ほか)
著者等紹介
神谷浩[カミヤヒロシ]
1953年愛知県生まれ。名古屋大学大学院文学研究科修了。1981年より名古屋市博物館学芸員。名古屋市美術館学芸課長、同副館長を経て、現在名古屋市博物館副館長。専門は日本近世絵画史。国際浮世絵学会常任理事
前田詩織[マエダシオリ]
1988年神奈川県生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科修了。2014年より中山道広重美術館学芸員。専門は日本絵画史、特に美人画、風景画を中心とする幕末・近代の浮世絵(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kadocks
1
小さい頃、永谷園のお茶漬けの素におまけで付いていた広重の東海道五十三次が大好きだった。展覧会で本物を鑑賞し、この本を読んで堪能した。広重はやはり雪、蒲原の美しさは驚き。もちろん有名な箱根や桑名も素晴らしいのだが。2022/07/22
こめまり!
1
どれも美しく素敵な浮世絵でしたが、中でも、枚数的には少ないが雪景色のものがより素晴らしかったと思いました。背を丸めて歩く旅人や一面銀世界が広がる、凍てつくような寒さを表現しているのに、なぜかとても温かさを感じるのは、不思議な感覚でした。2017/06/14
ikuyack
0
保永堂版東海道五拾三次こそが旅情溢れる名作だということが、改めて確認できました。 旅の賑わい、静寂、旅人の心情が時代を超え伝わってきます。 旅に出たくなりますね。2024/04/09
ホンドテン
0
所有。企画展図録代用、積読解消。著名な保栄堂版以外の東海道連作が作られていたのに感心しつつ。2023/07/10
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